CTB Locker ウィルスを除去する (改善されたガイド) - 2016年更新

CTB Lockerウイルス削除方法

CTB Locker ウィルスとは?

CTB Locker ウィルス (CTB-Locker ランサムウェアとも) は最新の暗号化タイプのマルウェアで、2014 年 7月半ばごろから、PC ユーザーを攻撃するようになりました。Cryptowall ウィルスCryptolockerCryptorbitCritroni などとほとんど同じものですので、これらのパラサイトの名前をどれか 1 つでも聞いたことがあるなら、このランサムウェアがどのような目的で使われているかはお分かりになるでしょう。基本的に、特定のデータ・ファイルを暗号化するようにデザインされており、その暗号を解除するためにお金を払わせようとするのです。ほとんどの場合、写真や動画、その他のファイルに元通りにアクセスしたい人は 120 USD を支払うように求められます。しかし、CTB Locker ランサムウェアは時に 24 USD 以下の金額を要求してくることがあります。もちろん、この身代金はビットコインで支払わねばなりません。すでに PC が CTB Locker ウィルスに感染していると思われる場合は、まず気が付くのは、あなたのファイルにアクセスできないということでしょう。さらに、すべてを説明する警告メッセージが表示されるようになり、料金の支払いを求めてくるでしょう。この場合、評判のよいアンチ・スパイウェアで直ちに PC をスキャンするべきです。なぜなら早くやればやるほど、守れるファイルも増えるからです。残念ながら、このウィルスは、暗号化されたデータについて報告し、身代金の支払いを要求する通知を表示し始めるまで、気付くのはほぼ不可能です。こういった感染を簡単に防ぐために役に立つ評判の良いアンチ・スパイウェアを常に PC にインストールした状態にしておくことが重要なのは、このためです。そのためには、FortectIntego のご使用を強くお勧めします。

更新情報: CTB-Locker が 2015 年初頭に新しくなりました。これ以降、ウィルスはファイルへのアクセスを回復するチャンスを得るためにビットコイン 3 枚、または約 630 ドルを支払うよう求めてきます。さらに、「無料暗号解除」サービスや、料金の支払い猶予の延長 (96 時間)、また身代金メッセージの言語を変更できるオプションが含まれています。本稿執筆時点で、被害者は英語からオランダ語、ドイツ語、およびイタリア後に変えることができます。面白い点は、この新しいバージョンの CTB Locker では 5 つのファイルを選んで無料で暗号解除できるということです。このオプションは “お試し暗号解除” と呼ばれ、恐らくユーザーにこのサービスがでっち上げではないと確信させるのが目的なのでしょう。そうは言うものの、この身代金を「支払ってはいけません」し、詐欺師を支援してはいけないのです。評判の良いアンチ・スパイウェアで PC をスキャンして、下にあるプログラムの中から 1 つダウンロードしてください。あなたのファイルへのアクセスを回復するお手伝いをしてくれるはずです。

CTB Locker

CTB Locker はどうやって PC に感染するの?

CTB Locker は、ほとんどの場合、誤解を招く Eメールを使って広まります。そのような Eメールでは、購入の確認、支払いの承認などを要求する振りをしてきます。もちろん、被害者が騙されて偽の添付ファイルをダウンロードすると、PC がこのランサムウェアに感染します。さらに、Java や Flash Player などのプログラムの更新を申し出るような迷惑なポップアップには注意しなければなりませんが、これはそこからも CTB Locker の侵入に繋がる可能性があるからです。このウィルスがシステム内に入ると、直ちに自身のファイルを投下し、特定のファイルを求めてシステムをスキャンし始めます。対象のファイル (3fr, accdb, ai, arw, bay, cdr, cer, cr2, crt, crw, dbf, dcr, der, dng, doc, docm, docx, dwg, dxf, dxg, eps, erf, indd, jpe, jpg, kdc, mdb, mdf, mef, mrw, nef, nrw, odb, odm, odp, ods, odt, orf, p12, p7b, p7c, pdd, pef, pem, pfx, ppt, pptm, pptx, psd, pst, ptx, r3d, raf, raw, rtf, rw2, rwl, srf, srw, wb2, wpd, wps, xlk, xls, xlsb, xlsm, xlsx, など) を見つけると、楕円曲線暗号を使ってそれらをブロックします。ところで、このウィルスは TOR を介して自身の C&C サーバーと通信し、そのコマンドに従う能力を持っているようです。Windows XP、Windows Vista、Windows 7 および 8 をお使いの場合、本稿執筆時点ではこのウィルスがそれらのシステムのみに感染力を持っているため、特に注意が必要です。あなたの PC が乗っ取られ、ファイルが暗号化されていると思われる場合は、 %MyDocuments%\.html ファイルを開いて確かめることができます。残念ながら、CTB Locker ウィルスの開発者に身代金を支払わずに暗号化されたファイルを修復することはできないでしょう。

CTB Locker ウィルスの除去方法は?

すでにあなたのシステムが CTB Locker ウィルスに乗っ取られていると思われるなら、次のステップに従って、PC からウィルスを除去する必要があります。さらに、そのような感染の予防を強くお勧めします。そのためには、前に申し上げたプログラムをお使いいただけます。さらに、バックアップを取ることもお忘れなく (できるだけ頻繁に行ってください)。最後に、USB 外付けドライブ、CD、DVD、Google Drive、Dropbox、Flickr などのソリューションもお試しください。あなたのオープン共有のファイルが、必要なユーザー・グループまたは承認済みのユーザーのみが利用できる状態であることを確認されることをお勧めします。

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Fortect Intego を使用してもウィルスによるダメージを取り除けなかった場合は、弊社のサポートチームに 質問を送信 し、できるだけ詳しい情報をお送りください。
Fortect Intego には無料の限定スキャナがあります。 Fortect Intego の完全版を購入されると、スキャンを通じてその他の機能もご利用いただけます。無料スキャナで問題が検出されたら、手動による無料修復ツールを使用して修復するか、自動的にそれらを修復するために完全版をご購入いただくこともできます。
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それぞれのソフトウェアには各々の目的があります。Fortect では感染したファイルを修復できなかった場合は、SpyHunter 5 をお試しください。
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それぞれのソフトウェアには各々の目的があります。Intego では感染したファイルを修復できなかった場合は、Combo Cleaner をお試しください。

手動 CTB Lockerウイルス削除方法

ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除

重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。

ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する

手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。 

Windows 7 / Vista / XP

  1. スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
  2. PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
  3. リストでセーフモードとネットワークを選択します。 ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除

Windows 10 / Windows 8

  1. スタートボタンをクリックして設定を選択します。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  2. スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  3. ウィンドウの左側で回復を選択します。
  4. 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
  5. 今すぐ再起動をクリックします。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  6. トラブルシューティングを選択します。 ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  7. 詳細オプションに移動します。 ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  8. スタートアップ設定を選択します。 ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  9. 再起動を押します。
  10. ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。 ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除

ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする

Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:

  1. キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
  2. 詳細をクリックします。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  3. バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
  4. 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  5. プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  6. 有害なフォルダのコンテンツを削除します。

ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする

  1. キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
  2. スタートアップタブに移動します。
  3. 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除

ステップ 4. ウィルスファイルを削除する

PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:

  1. Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  2. クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
  3. 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:

    Temporary Internet Files
    Downloads
    Recycle Bin
    Temporary files

  4. システムファイルのクリーンアップを選択します。
    ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
  5. 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):

    %AppData%
    %LocalAppData%
    %ProgramData%
    %WinDir%

終了したら、PC を通常モードで再起動します。

System Restore を使用して CTB Locker を削除

  • 手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
    Windows 7 / Vista / XP
    1. Start Shutdown Restart OK をクリック.
    2. コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
    3. リストから Command Prompt を選択 'Safe Mode with Command Prompt' を選択

    Windows 10 / Windows 8
    1. Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
    2. ここで、 Troubleshoot Advanced options Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
    3. コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。 'Enable Safe Mode with Command Prompt' を選択
  • 手順 2: システムファイルと設定の復元
    1. Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。 引用符なしで 'cd restore' を入力し、 'Enter' を押下します
    2. ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。. 引用符なしで 'rstrui.exe' を入力し、 'Enter' を押下します
    3. 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、CTB Locker が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。 'System Restore' ウィンドウが表示されたら、 'Next' を選択します 復元ポイントを選択し、 'Next' をクリックします
    4. ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。 'Yes' をクリックし、システムの復 を開始します
    システムを前の日の日付に復元したら、FortectIntego をダウンロードして PC をスキャンし、CTB Locker の除去が正常に行われたことを確認してください。

最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。CTB Locker やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntegoSpyHunter 5Combo CleanerMalwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください

あなたにおすすめ

政府のスパイ行為を許してはいけません

政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。

オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。

政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。

マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう

コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。

端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。

なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。

著者について
Jake Doevan
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