Nginx ウィルスを除去する (2021年Jan月更新) - 無料ガイド
Nginxウイルスは空白ページを装う
Nginx ウイルスは Google Chromeや Internet Explorer、また Mozillla Firefox などのあらゆる有名なサイトに感染する怪し気なウェブ・スクリプトとして機能します。ショッピング・ドメインをよく閲覧される方が、ここにリダイレクトされることがあります。このドメインの主たる目的は不明なままですが、それはユーザーがまっさらなページにリダイレクトされ、そこには「Welcome to Nginx (Nginx へようこそ)」という言葉で挨拶が書かれているためです。
しかし、このドメインには何らコンテンツと言えるようなものが提供されていないのです。さらに、ユーザーが別の詐欺的なウェブ・ページである Nginx.org に誘導されることもあります。確かに、Nginx.org とは何だろう、という疑問が湧くでしょう。一瞥すると、このドメインはどうやら Nginx のアプリ・バージョンを宣伝しているようです。注意したいのは、このブラウザ・ウィルスを nginx.com で宣伝されている合法的なアプリと取り違えてはならないということです。
このブラウザ・マルウェアはより複雑な脅威の温床となっていることが考えられます。ブラウザ・リダイレクト・ウィルス に感染すると、以下のような結果に気付くでしょう:
- ゲームやポルノ系のドメインへのリダイレクト
- 合法的なサイトに現れるポップアップ広告
- ホーム・ページの改ざん
Nginx マルウェアはブラウザを「乗っ取る」ことはありませんが、その不明瞭な振舞いは明らかに何か怪しいと白状しているのです。最後に、このドメインには EULA もなければ個人情報保護方針の文書もありません。このウェブ・ページの開発者に関する情報もないのです。つまり、Nginx ウィルスのスクリプト を除去し、ブラウザに対して行われた変更は全て元通りに戻すべきでしょう。
空白ページは偽装なの?
残念ながら、同じように振る舞う類似のドメインは、例えば 1.loadblanks-ru のように、数百とは言わないまでも、何十個も存在しています。それらは全くの空白ページで、一切のヒントやコンテンツと言えるエレメントがありません。それらにははっきりとした目的があることを、そのようなページの数が物語っています。そこにはもっと面倒くさいウィルス、すなわちエクスプロイト・キットが含まれている可能性があるのです。
さらに、同じようなドメインがトラッキング・クッキーや他のエレメントを保持する役割を果たしている可能性もあります。それにより、ユーザーがよくアクセスするウェブ・ページを突き止めるのです。収集したデータをそれぞれのサード・パーティに送信すると、そのサード・パーティがユーザーの興味やニーズにマッチした広告を生み出せるというわけです。
また、Nginx のリダイレクトの現象にも注意する必要があります。このドメインの振舞いを考慮すると、潜在的に詐欺的なドメインに誘導されることが考えられるのです。ハイジャッカーは携帯のユーザーもフィッシングの対象にしていることに留意してください。すでに Nginx を携帯から除去するソリューションを探しているという方は、以下のガイドをお読みください。
Nginx.org は合法的なアプリである Nginx のバージョンを宣伝していると見られています。言うまでもありませんが、それらをインストールすれば、いろいろなブラウザの問題が発生するでしょう。
配布の手法
ブラウザ・マルウェアは本格的な PUP というよりはウェブ・スクリプトの形で拡散される傾向があります。そのような不明瞭な形を取るため、このマルウェアには安全対策がやや薄いショッピング・ドメインやゲーム関連のウェブ・ページで遭遇する可能性があります。
そこで、「Nginx によるハイジャック」を避けるためには、例えば ReimageIntego や Malwarebytes などのマルウェア除去ユーティリティをインストールし、そのようなリダイレクトを回避するべきでしょう。
スマホや PC のブラウザから Nginx マルウェアを取り除く
このマルウェアには特定のアプリが含まれていないため、Nginx をアンインストールする必要はありません。とはいえ、一度誤ってそのページに誘導されたのであれば、そのようなリダイレクトを無視すべきではありません。手動による Nginx の除去ガイドをお読みになれば、このハイジャッカーに関連のある全てのウェブ・エレメントを削除できるでしょう。
携帯ユーザーの場合は、Malwarebytes を使用して Android から Nginx を除去することができます。このアンチマルウェア・アプリは携帯ユーザーの方にも十分な予防措置を施してくれます。このメソッドを使用すれば PC ユーザーも Ngin ウィルスを除去できます。フランスのユーザー は特にこのマルウェアに格別の注意を払う必要があります。
ウィルスによる破損は ReimageIntego を利用して取り除くことができます。 潜在的に迷惑なプログラムおよびウィルスと、関連の全てのファイルおよびレジストリエントリの検出には SpyHunter 5Combo Cleaner および Malwarebytes をお勧めします。
手動 Nginxウイルス削除方法:
削除するNginx からWindows システム
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Start → Control Panel → Programs and Featuresをクリック(Windows XPのユーザーであれば、Add/Remove Programsをクリック)。
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Windows 10 / Windows 8ユーザーはスクリーン左下を右クリック。Quick Access Menuが表示されたらControl PanelとUninstall a Programを選択。
- Nginxと関連プログラムのアンインストール
ここでNginxとそれ以外に最近インストールした不審なプログラムを見つける。 -
アンインストール後、OKをクリックし変更を保存する。
- NginxをWindowsのショートカットから削除
Mozilla Firefoxのショートカットを右クリックしPropertiesを選択。 -
Shortcutタブに行きTargetの欄を確認。問題のウイルスに関連する悪質なURLを削除する。
Internet ExplorerやGoogle Chromeを含む全ブラウザーを対象に上記の手順を繰り返す。デスクトップやスタートメニュー、タスクバーなど全ての場所を確認する事。
削除するNginx からMac OS X system
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OS Xを使用している場合は、画面左上のGoボタンをクリックしApplicationsを選択
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Applicationsフォルダが表示されたらNginxもしくは他の不審なプログラムを探し、それぞれ右クリックしMove to Trashを選択する。
削除するNginx からInternet Explorer (IE)
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危険なアドオン(拡張機能)の削除
Internet Explorerを開きブラウザー右上のツール(IEメニューの歯車アイコン)をクリック、Manage Add-onsを選択。 -
Manage Add-onsウィンドウが開く。 Nginxやその他の不審なプラグインを探し、Disableをクリックし無効にする:
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ウイルスの影響でホームページも改ざんされていれば変更する:
ブラウザー右上のツール(メニューの歯車アイコン)をクリックしInternet Optionsを選択。タブはGeneralのままで。 -
ここでは悪質なURLを削除し希望のドメイン名を入力。Applyで変更を保存。
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Internet Explorerのリセット
ツール(メニューの歯車アイコン)に再度行き、Internet optionsを選択。Advancedのタブを開く。 - Resetを選択。
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新しいウィンドウが開いたら、Delete personal settingsをチェックの上Resetを選択しNginxの削除を完了する。
Microsoft Edge から Nginx ウィルスを除去する
Microsoft Edge の設定をリセット (メソッド 1):
- Microsoft Edge アプリを起動し、[More] (画面の右上コーナーにある 3 つのドット) をクリックします。
- [Settings] をクリックしてオプションの詳細を表示します。
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[Settings] ウィンドウが表示されたら、[Clear browsing data] オプションの下にある [Choose what to clear] ボタンをクリックします。
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ここで、除去したいものをすべて選択し、[Clear] をクリックします。
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今度は [Start] ボタン (Windows ロゴ) を右クリックしてください。ここで、[Task Manager] を選択します。
- [Processes] タブで、Microsoft Edge を探します。
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その上で右クリックし、[Go to details] オプションを選びます。[Go to details] オプションがない場合は、[More details] をクリックして前のステップを繰り返します。
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[Details] タブが表示されたら、Microsoft Edge という名前が入っているエントリをすべで探します。それぞれの上で右クリックし、[End Task] を選択してこれらのエントリを終了します。
[Microsoft Edge] ブラウザをリセットする (メソッド 2):
メソッド 1 がうまくいかなかった場合は、より詳細な Edge のリセット・メソッドを行う必要があります。
- メモ: このメソッドを使用する前に、データをバックアップする必要があります。
- PC でこのフォルダを見つけます。
C:\Users\%username%\AppData\Local\Packages\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe.
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そこに保存されている全てのエントリを選択し、マウスで右クリックします。次に、[Delete] オプションを選択します。
- [Start] ボタン (Windows ロゴ) をクリックし、[Search my stuff] の行に [window power] と入力します。
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[Windows PowerShell] エントリを右クリックし、[Run as administrator] を選択します。
- [管理者: Windows PowerShell] ウィンドウが開いたら、次のコマンドラインを PS C:\WINDOWS\system32> の後ろに貼り付けて、 [Enter] を押します:
Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.MicrosoftEdge | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register $($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml -Verbose}
これらのステップが終了すると、[Microsoft Edge] ブラウザから Nginx が除去されるはずです。
削除するNginx からMozilla Firefox (FF)
細かい所にも注意を払えば、Firefox から Nginx を除去できます。ブラウザを完全にリセットしてしまう方が速く片付きます。
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危険な拡張機能を削除
Mozilla Firefoxを開き右上のメニューアイコンをクリック。Add-ons → Extensionsを選択する。 -
Nginxとその他の不審なプラグインを選ぶ。 Removeを選択し、エントリーを削除する。
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ウイルスの影響でホームページも改ざんされていれば変更する:
右上のメニューからOptions → General.を選択する。 - 悪質なURLを削除し希望のサイトを入力、もしくはRestore to defaultをクリック。
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OKをクリックし変更を保存。
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Mozilla Firefoxのリセット
左上のFirefoxメニューをからクエスチョン•マークをクリック。Troubleshooting Informationを選択する。 -
Reset FirefoxボタンのついたReset Firefox to its default stateが表示される。 このボタンを数回クリックし、Nginxの削除を完了する。
削除するNginx からGoogle Chrome
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悪質なプラグインの削除
Google Chromeを開き右上のメニューアイコンをクリック。Tools → Extensionsを選択する。 -
ここでNginxとその他の悪質なプラグインを選択し、ゴミ箱アイコンを選びこれらを削除する。
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ウイルスによってホームページも改ざんされていればこれも変更する
メニューからSettingsを選択。 -
On startupオプションからOpen a specific page or set of pagesを見つけ、Set pagesをクリック。
- 別のウィンドウが表示される。ここから悪質な検索サイトを削除し、ホームペーイとして使用したいサイトを入力する。
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再度メニューアイコンをクリックし、Search欄からSettings → Manage Search enginesを選択。
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Search Engines...が開いたら、悪質な検索サイトを削除する。Googleもしくはユーザー希望のドメイン名のみを残す。
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Google Chromeのリセット
Google Chromeの右上のメニューアイコンをクリックし、Settingsを選択。 -
ページの一番下までスクロールしReset browser settingsをクリック。
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Resetをクリックし変更を確認し、Nginxの削除を完了する。
削除するNginx からSafari
- 危険な拡張機能を削除
Safariウェブブラウザーを開き、画面左上のメニューよりSafariをクリック。その後Preferencesを選択する。 -
Extensionsを選択しNginxもしくは他の不審なエントリーを見つけ、Uninstallボタンをクリックしそれぞれ削除する。
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ウイルスの影響でホームページも改ざんされていれば変更する:
Safariウェブブラウザーを開きメニューよりSafariをクリックする。以前まで表示されていたようにPreferencesを選択しGeneralを選ぶ。 -
Homepage欄を確認する。Nginxの影響で変更されているようであれば、現行のリンクを削除し今後検索時に使用するリンクに変更する。アドレスを"http://"で始める事を忘れずに。
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Safariのリセット
Safariブラウザーを開き画面左上のメニュー欄から Safariをクリックする。 -
次の画面では詳細なリセットオプションが表示される。通常オプションは全てチェックされているが、リセット希望の項目を選択する事も可能である。 Resetボタンをクリックし Nginxの削除を完了させる。
政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。
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