削除 WebDiscover Browser (リムーバルガイド) - 2021年Jan月更新済み
WebDiscover は潜在的に迷惑なプログラムに分類される怪しいウェブブラウザ
WebDiscover はカナダをベースとする Webdiscover Media という名前の企業が開発したウェブブラウザです。これはユーザーに便利で整理整頓された閲覧エクスペリエンスを利用できるようにすることになっています。しかし、こっそりと配布するそのメソッドや未承認でのインストール、および駆除の問題から、潜在的に迷惑なプログラム (PUP) に分類されています。分かっている範囲の最新版は WebDiscover Browser 2 です。
名前 | WebDiscover ブラウザ |
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分類 | 潜在的に迷惑なプログラム (PUP) |
症状 | 規定によりどんなリンクをクリックしても WebDiscover ブラウザが開きます。 ほとんどのサイトで過剰な量の広告が表示されます。 WebDiscover が規定のブラウザとして再び設定されるため、削除できません。 |
主な危険性 | 怪しいサードパーティを推奨し、潜在的に危険なウェブサイトにリダイレクトさせようとします。 |
配布 | フリーウェアおよびシェアウェアのバンドリング |
最も簡単な駆除方法は、ReimageIntego でシステムのスキャンを実行することです。こうすると、システムからマルウェアが正常にクリーンアップされます。 |
WebDiscover ブラウザは重大なサイバー感染ではありません。中には便利だと感じる方もいらっしゃいますし、お好きなように利用して構わないものです。しかし、弊社ではこれが怪しいマーケティングキャンペーンの実装に使われる可能性があることをお伝えする義務を感じております。つまり商用コンテンツが満載されているということです。
ユーザーの報告によると、インストールされると邪魔な広告を表示するようになるそうです。ポップアップや全画面、またインテキストなど、あらゆるタイプの広告を生成する能力があるのです。それらは実際、本当に迷惑で、それを無視できるものではありません。そこで、「Ads by WebDiscover」「Powered by WebDiscover」、また「WebDiscover ads」などという広告が表示されるとともに、Safestsearches.com へリダイレクトされるようなら、システムから WebDiscover アドウェア を駆除すべく対策を打つ必要があります。
この PUP の開発者はこのプログラムを、便利な機能を提供することによりユーザーの閲覧エクスペリエンスを向上させる新たなウェブブラウザとして紹介しようとしているのです。このような機能にはソーシャルメディアやニュースサイトへのクイックリンクの他、便利にアクセスできるようにデスクトップにピン留めされる一体型の検索バーも備わっています。
しかし実際には、このツールバーがどのアプリよりも上に来るようになり、他のアプリを正しく使えないようにするため、たいへん迷惑になるわけです。残念ながら、この新しいウェブブラウザが PC にインストールされてトリガされる迷惑な機能はこれだけではありません。主要な問題は、ひっきりなしにリダイレクトされることと、ネットの閲覧中に Web Discover ブラウザによって表示される、終わることのないポップアップ広告です。
一般に、このような広告はインターネットユーザーの注目を集めるのが目的です。一部のキーワードにハイパーリンクが付けられ、訪問先のサイトへのクーポンなどが付いていることもあります。これらの広告はやたらと邪魔になり、恐らく、これが原因で多くのユーザーが WebDiscover をインストールして数日のうちにその除去方法のヒントを探していることと思われます。
WebDiscover ブラウザは PC に感染し、自動的に自らを規定のウェブブラウザに割り当てます。デスクトップの一番上に検索バーを加え、下のツールバーにはショートカットを挿入します。
WebDiscover – 主な特質
デザインを見ると、Web Discover ブラウザは Google Chrome に瓜二つのように見えます。このブラウザはオープンソースの Google Chromium カスタムビルダー に基づいているブラウザであるため、これは偶然の一致ではありません。とはいえ、異なる点がいくつかあります。
第一に、ブラウザを使おうとすると、safestsearches.com などの怪しい検索エンジンにリダイレクトさせられます。このようにして、デスクトップの最上段に否が応でもこの検索バーが貼り付いているのを見ることになるのです。それを使って何かを検索しようとすると、結果的に Bing 検索エンジンに移動することになります。WebDiscover のリダイレクトの傾向には十分に注意する必要があります 。
さらに、ここそこに次々と広告がポップアップ表示され、時には元のウェブサイトのコンテンツを覆ってしまうこともあります。このような広告は迷惑なだけでなく、ページの読み込みスピードやパフォーマンスをも低下させます。場合によっては信頼性の低いサードパーティのウェブページやソフトウェア、ツールバー、その他の商品を宣伝していることから、PC がさらに見苦しくなることもあります。
そのような攻撃的な広告を利用して、WebDiscover ブラウザマルウェアは合法的で便利な情報を提供するのではなく、開発者に収入を生み出す だけなのです。マルウェアの作成者は時にユーザーやその閲覧習慣に及ぶまで様々なデータを収集する場合さえあります。このようなアプリには追跡テクノロジー も搭載されている可能性が高くなります。
この悪名高い Web エンジンの第二版である WebDiscover 2 は Chromium ビルダーをベースにして作られており、残念ながら、PC の所有者の意志に反してインストールされてしまいます。広告べースのブラウザは WebDiscover Media アプリとして PC で可動し、規定のブラウザとして起動されるように PC の設定を改ざんします。
このブラウザに関して問題となるのは、アンチウィルスユーティリティにより検出および駆除することが難しいことであり、マルウェアが訪問先のウェブサイトに数々の広告やスポンサー付きのリンクを溢れさせるためにインターネット閲覧エクスペリエンスが台無しになることです。
訪問先のページの広告やバナー、あるいはウェブページの任意のテキストの一部がハイパーリンク付きのものになっていることに気づいたら、そしてなにか怪しいソフトウェアの更新やダウンロードを何度も勧められる場合は、恐らくこのウィルスに感染していることが考えられるでしょう。
そこで、安全に、かつ邪魔をされずに閲覧したければ、PC から WebDiscover を駆除されることをお勧めします。そのためには、ReimageIntego のような評判のよいアンチマルウェアシステムでただシステムをスキャンするだけでよく、この専用のアンチウィルスツールが問題を解決してくれます。
フリーウェアと一緒に無意識にインストールされる
ハイジャックは様々な方法を利用して行われます。しかし、最もよくある方法は「バンドリング」と呼ばれるものです。そのようなシナリオでは、ユーザーがフリーソフトをダウンロードし、そこにアドオンやツールバー、拡張機能、その他類似の潜在的に迷惑なプログラムがいくつかバンドルされています。
このような PUP は、インストールプロセスのほとんどのステップを飛ばしてしまうようなユーザーによってしばしば無視される「拡張」または「カスタム」オプションに隠れています。しかし、このように無視してはいけないのです。ここに隠れているプログラムを検出して選択を解除することで、もともとダウンロードしたかったプログラムだけがインストールされる保証が得られるため、多くの時間を節約し、ストレスを取り除くことができます。
もう 1 つ覚えておくべき重要なことは、PDF コンバータや他のフリーソフトをインストールしようとするユーザーにバンドルされたソフトウェアを配布することで知られる悪名高いダウンロードマネージャやインストーラのたぐいを決して使用しないことです。そこで、可能な場合は、必ず公式サイトからプログラムをダウンロードしてください。
WebDiscover の除去オプション
WebDiscover ブラウザはプログラムの追加/削除リストから除去するだけではアンインストールできません。本記事の前のセクションで述べたように、WebDiscover ウィルスは、システムを調べて感染していないかどうかをチェックするには大変便利な、評判が良く信頼性のおけるアンチスパイウェアを使用してアンインストールしなければなりません。
しかし、ウィルスが隠れ上手なため、WebDiscovery を手動で駆除しなければならないかもしれません。その場合は、ちょっとばかり時間を割いて、技術的なスキルを駆使せざるを得ないでしょう。時間がかかりより複雑なプロシージャでも大丈夫と感じる方で、WebDiscover の駆除を自動的なアンチウィルスユーティリティに任せずに自分でやりたいと思われる場合は、詳しい除去ガイドを以下に載せておきましたのでご利用ください。
ウィルスによる破損は ReimageIntego を利用して取り除くことができます。 潜在的に迷惑なプログラムおよびウィルスと、関連の全てのファイルおよびレジストリエントリの検出には SpyHunter 5Combo Cleaner および Malwarebytes をお勧めします。
手動 WebDiscover Browser削除方法:
削除するWebDiscover Browser からWindows システム
WebDiscover を Windows からアンインストールするには、ウィルスが PC に隠れて駆除を免れようとする可能性を頭に置いてください。そこで、探すべき場所を知っていることが重要になります。ほとんどの場合、このウィルスは次のディレクトリに潜んでいるでしょう:
C:\Program Files\WebDiscoverBrowser\
C:\Documents and Settings\Application DataChromium\
さらに、感染した場合は、WebDiscover Media に関連のある全てのファイルを削除する必要があります。
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Start → Control Panel → Programs and Featuresをクリック(Windows XPのユーザーであれば、Add/Remove Programsをクリック)。
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Windows 10 / Windows 8ユーザーはスクリーン左下を右クリック。Quick Access Menuが表示されたらControl PanelとUninstall a Programを選択。
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WebDiscover Browserと関連プログラムのアンインストール
ここでWebDiscover Browserとそれ以外に最近インストールした不審なプログラムを見つける。 -
アンインストール後、OKをクリックし変更を保存する。
削除するWebDiscover Browser からMac OS X system
このアドウェアが Mac OS X に感染した場合は、パニックにならずに以下のガイドの指示に従ってください。
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OS Xを使用している場合は、画面左上のGoボタンをクリックしApplicationsを選択
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Applicationsフォルダが表示されたらWebDiscover Browserもしくは他の不審なプログラムを探し、それぞれ右クリックしMove to Trashを選択する。
削除するWebDiscover Browser からInternet Explorer (IE)
IE を修復するには、怪しいツールバーやアドオン、その他 PUP に関連のあるデータをすべて駆除したことを確認してください。さらに、マルウェアを動けなくしてコントロールを取り戻すために、追加のコンポーネントもすべて削除してブラウザをリセットしてください。
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危険なアドオン(拡張機能)の削除
Internet Explorerを開きブラウザー右上のツール(IEメニューの歯車アイコン)をクリック、Manage Add-onsを選択。 -
Manage Add-onsウィンドウが開く。 WebDiscover Browserやその他の不審なプラグインを探し、Disableをクリックし無効にする:
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ウイルスの影響でホームページも改ざんされていれば変更する:
ブラウザー右上のツール(メニューの歯車アイコン)をクリックしInternet Optionsを選択。タブはGeneralのままで。 -
ここでは悪質なURLを削除し希望のドメイン名を入力。Applyで変更を保存。
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Internet Explorerのリセット
ツール(メニューの歯車アイコン)に再度行き、Internet optionsを選択。Advancedのタブを開く。 - Resetを選択。
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新しいウィンドウが開いたら、Delete personal settingsをチェックの上Resetを選択しWebDiscover Browserの削除を完了する。
削除するWebDiscover Browser からMicrosoft Edge
このウィルスを Microsoft Edge ブラウザからアンインストールする必要がある場合は、ブラウザの拡張機能およびアドオンのリストをよく調べ、インストールした覚えがない、あるいはウィルスに関連がありそうな怪しいコンポーネントも駆除してください。
Microsoft Edge の設定をリセット (メソッド 1):
- Microsoft Edge アプリを起動し、[More] (画面の右上コーナーにある 3 つのドット) をクリックします。
- [Settings] をクリックしてオプションの詳細を表示します。
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[Settings] ウィンドウが表示されたら、[Clear browsing data] オプションの下にある [Choose what to clear] ボタンをクリックします。
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ここで、除去したいものをすべて選択し、[Clear] をクリックします。
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今度は [Start] ボタン (Windows ロゴ) を右クリックしてください。ここで、[Task Manager] を選択します。
- [Processes] タブで、Microsoft Edge を探します。
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その上で右クリックし、[Go to details] オプションを選びます。[Go to details] オプションがない場合は、[More details] をクリックして前のステップを繰り返します。
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[Details] タブが表示されたら、Microsoft Edge という名前が入っているエントリをすべで探します。それぞれの上で右クリックし、[End Task] を選択してこれらのエントリを終了します。
[Microsoft Edge] ブラウザをリセットする (メソッド 2):
メソッド 1 がうまくいかなかった場合は、より詳細な Edge のリセット・メソッドを行う必要があります。
- メモ: このメソッドを使用する前に、データをバックアップする必要があります。
- PC でこのフォルダを見つけます。
C:\Users\%username%\AppData\Local\Packages\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe.
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そこに保存されている全てのエントリを選択し、マウスで右クリックします。次に、[Delete] オプションを選択します。
- [Start] ボタン (Windows ロゴ) をクリックし、[Search my stuff] の行に [window power] と入力します。
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[Windows PowerShell] エントリを右クリックし、[Run as administrator] を選択します。
- [管理者: Windows PowerShell] ウィンドウが開いたら、次のコマンドラインを PS C:\WINDOWS\system32> の後ろに貼り付けて、 [Enter] を押します:
Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.MicrosoftEdge | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register $($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml -Verbose}
これらのステップが終了すると、[Microsoft Edge] ブラウザから WebDiscover Browser が除去されるはずです。
削除するWebDiscover Browser からMozilla Firefox (FF)
WebDiscover や WebDiscover Browser 2 を Firefox から除去する場合は、ウェブブラウザに追加された可能性のある怪しいアドオンや拡張機能を探してください。見たことのないアプリがあれば必ず調べ、怪しいと判断した場合は駆除してください。
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危険な拡張機能を削除
Mozilla Firefoxを開き右上のメニューアイコンをクリック。Add-ons → Extensionsを選択する。 -
WebDiscover Browserとその他の不審なプラグインを選ぶ。 Removeを選択し、エントリーを削除する。
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Mozilla Firefoxのリセット
左上のFirefoxメニューをからクエスチョン•マークをクリック。Troubleshooting Informationを選択する。 -
Reset FirefoxボタンのついたReset Firefox to its default stateが表示される。 このボタンを数回クリックし、WebDiscover Browserの削除を完了する。
削除するWebDiscover Browser からGoogle Chrome
Chrome を修復したい場合は、WebDisscover または WebDiscover Browser 2 に関連のあるアドオンを探す必要があります。さらに他のブラウザも調べ、PC にこっそりインストールされたソフトウェアも削除してください。
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悪質なプラグインの削除
Google Chromeを開き右上のメニューアイコンをクリック。Tools → Extensionsを選択する。 -
ここでWebDiscover Browserとその他の悪質なプラグインを選択し、ゴミ箱アイコンを選びこれらを削除する。
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再度メニューアイコンをクリックし、Search欄からSettings → Manage Search enginesを選択。
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Search Engines...が開いたら、悪質な検索サイトを削除する。Googleもしくはユーザー希望のドメイン名のみを残す。
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Google Chromeのリセット
Google Chromeの右上のメニューアイコンをクリックし、Settingsを選択。 -
ページの一番下までスクロールしReset browser settingsをクリック。
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Resetをクリックし変更を確認し、WebDiscover Browserの削除を完了する。
削除するWebDiscover Browser からSafari
Safari ブラウザがこのブラウザに関連する問題を抱えている場合は、必ず以下の要領で修復してください:
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危険な拡張機能を削除
Safariウェブブラウザーを開き、画面左上のメニューよりSafariをクリック。その後Preferencesを選択する。 -
Extensionsを選択しWebDiscover Browserもしくは他の不審なエントリーを見つけ、Uninstallボタンをクリックしそれぞれ削除する。
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Safariのリセット
Safariブラウザーを開き画面左上のメニュー欄から Safariをクリックする。 -
次の画面では詳細なリセットオプションが表示される。通常オプションは全てチェックされているが、リセット希望の項目を選択する事も可能である。 Resetボタンをクリックし WebDiscover Browserの削除を完了させる。
政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。
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