BleepingComputer、Enigma Software より虚偽の主張について訴訟を起こされる
私たちは現代に生きており、人々がスパイウェアの存在に気付いていても驚くことはありません。さらに、このような用語に当てはまるようなプログラムを防ぐためにはどのようなソフトウェアが必要であるかも知っています。しかし、信頼のおけるアンチ・スパイウェアについては、今日インターネット上に様々なプログラムが山ほど提供されているため、これを見つけることは難しいことでもあります。一つ、このようなプロセスを著しく難しいものにするのが、特定のアンチ・スパイウェア・プログラムを推すために積極的に用いられる攻撃的なビジネス慣習です。アンチ・スパイウェアを探していて最終的に Malwarebytes に辿りつくと、それはあなたが BleepingComputer やそのサイトで提供されている誤解を招くような情報の被害者となることを意味しているのです。Malwarebytes のあるアフィリエイトがそのコミッションを増やすためにどこまでやるかについて興味がある方は、どうぞ続きをお読みください。
BleepingComputer (以下 BC) は 2004 年にテクニカル・サポート・サイトとして設立されました。それ以来、アンチ・スパイウェアを複数提供してきましたが、それらの中には Malwarebytes、Emsisoft、SuperAntiSpyware および Hitman Pro が含まれています。このサイトの訪問者のほとんどが、このサイトは BleepingComputer で働く人がボランティアとして無償で運営していると思っていますが、実際は全く違うのです。このページからダウンロードされるたびに、所有者にはコミッションが入るのです。
Enigma Software が SpyHunter を世に出したとき、BC の人々はやや懸念を覚えました。このプログラムは Malwarebytes アンチ・マルウェアと同じカテゴリに入るものであったため、SpyHunter の人気が上がるに連れ、彼らはあらゆる手段を駆使してユーザーがこのプログラムを「偽物」の製品であると思うように仕向けました。今まで通りの水準でコミッションを受け取ろうと、彼らは以下のことを行いました:
- BleepingComputer のサイトで SpyHunter についての好意的なレビューを書くユーザーを出入り禁止にしました。
- SpyHunter と Malwarebytes および Iobit の独自の 「比較」をソフトウェアのテストもせずに推し進め、SpyHunter に「偽の」製品であるという汚名を被せました。
- セキュリティ関連のフォーラムで、SpyHunter の危険性について、誤解を招くようなコメントを投稿しました。このようなコメントは Yahoo Answers、Quora、Reddit、Facebook、その他のサイトを含め、あらゆる場所で見ることができます。
Enigma Software が Bleeping Computer に対し、違法行為で訴えを起こすことに決めたことで、機が熟したようです。その上、BM のメンバーには、Bleeping がこちらで「言論の自由」を護ろうとしているとの情報が入っています。最も笑えることは、同社が人々に弁護のための資金の提供を求めているということです。お金を送金する前に、裁判所から Grinler やこのサイトの他のメンバーがいくら稼いでいるかが明らかにされるまで待ちましょう。恐らくこの裁判のケースにより Marcin Klecznski (Malwarebytes) と BC との関係についてもっと詳しいことが分かるようになり、彼が SpyHunter に関する BleepingComputer の主張を知っていたかどうかが判明するでしょう。