Facebook Messageウイルス削除方法
Facebook Messenger ウィルスとは?
Facebook Messenger ウィルスは被害者の友達に自動的にメッセージを送信
Facebook Messenger ウィルスは悪意のあるソフトウェアで、被害者の Facebook アカウントに感染して本人の友達全員に悪意のあるリンクを含んだメッセージを送りつけます。スパム・メッセージには動画と思われる短縮リンクが含まれています。クリックすると、悪意のある URL により危険なブラウザ拡張プログラムや偽の Flash Player 更新プログラムのインストールを提供するフィッシング・サイトにリダイレクトされます。インストールすると、ユーザーのアカウントに感染して更にそのリンクを拡散し始めます。
この悪意のあるウィルスはトロイの木馬のように動作し、Facebook ウィルス という大きなグループに属しています。ウィルスは 2013 年から活発に活動しており、何度か更新されています。最新版は 2017 年の 8 月に現れたものですが、今回犯罪者は「[受信者の名前] Video :o」という短いフレーズの付いた悪意のあるリンクを配布して、被害者を騙してクリックさせています。
ウィルスの目的は被害者の Facebook アカウントを乗っ取ることです。そのために、ウィルスはチャット・ウィンドウ経由で攻撃します。つまり、あなたの友達と思われる個人からのメッセージをポップアップ表示させて、何らかのウェブサイトへのリンクを表示するのです 。
このリンクをクリックすると、Youtube の偽のコピーや他のサイトにリダイレクトされるようですが、この偽サイトではそのコンテンツを見るためにブラウザのアドオンやソフトウェアをインストールするように提示してくるという寸法です。被害者がそれに同意すると、PC がマルウェアに感染し、追加的にセキュリティ・ソフトがブロックされて除去されないようにします。
さらに、同じ Facebook のチャット・ウィンドウを経由して被害者の連絡先に同じ偽メッセージを送信するようになります。受信トレイにやってくる怪しいメッセージはすべて無視してください。そしてさらに、送信者に連絡を取り、その写真や動画について質問してみてください。
2016 年には、フランス の PC ユーザーが「Eko」 という名前の Facebook Messenger トロイの攻撃を受けました。これはユーザーにスパイ行為を働き、個人を特定できる個人情報を収集します。同じ年、英語圏の PC ユーザーには動画ウィルス を拡散するメッセンジャーのスパムが次々と押し寄せて苦しい思いをしました。メッセージには 次のような質問を含む 2 つのタイプがありました: 「You are in this video? (この動画にあなたが映ってる?) [動画リンク]」および「This is your video? (これはあなたの動画ですか?) [動画リンク]」。
昨年、Locky ランサムウェア の亜種がメッセンジャーを利用して配布されたこともありました 。犯罪者はメッセージに SVG 形式の写真を添付して送信します。その写真をクリックすると、偽の Chrome 拡張プログラムをインストールするように求めるウェブサイトにリダイレクトされました。このアプリをインストールすると、危険なファイル暗号化タイプのウィルスに感染することになるのです。
もう 1 つ、Facebook Message ウィルスによくみられる所業として、被害者の Facebook アカウントを経由して自らをどんどん配布するというものがあります。なぜ詐欺師がそのようなウィルスを作るのかと疑問を抱かれることでしょう。このウィルスはログインや銀行データ、パスワードなどの個人情報を盗んで端末をコントロールできるようにするということが判明しています。
Facebook Messenger ウィルス 2017 はそれまでの亜種の作業を引き継いでいます。被害者は連絡先から偽の YouTube リンクを受け取ります 。それをクリックすると、ウィルスが Facebook にそっくりな偽のサイトにリダイレクトさせます。ここでログインの詳細情報を入力するよう求められます。その結果、被害者のアカウントがハッカーに乗っ取られ、悪意のあるメッセージがその被害者の連絡先リストの全員に転送されるのです。
しかし、悪意のあるリンクをクリックしたなら、直ちに Facebook Message ウィルスを除去してアカウントのパスワードを変更しなければなりません。新しいパスワードが設定できない場合は、サポート・センター経由でハッキングされた Facebook のアカウントについて報告する必要があります。さらに、特に同じパスワードを使用している他のアカウントでも、パスワードを変更しなければなりません。
Facebook Message ウィルスの除去には FortectIntego のご使用をお勧めします。このアンチマルウェアならシステム上のあらゆる悪意のあるコンポーネントを見つけ出し、完全に取り除いてくれます。
2017 年 8月 25 日更新。 この悪意のあるウィルスの新しい波が観察されました。今回、詐欺師たちは短縮型の bit.ly リンクに「[受信者の名前] Video」という短いメモを付けて配布しています。クリックすると、リンクにより被害者はとある Google Doc のページにリダイレクトされますが、ここには被害者の Facebook のページから自動的に取られた写真が含まれています。
この写真は動画になっているように見え、被害者が再生ボタンをクリックしたくなるようになっています。残念ながら、ウィルスは被害者をウェブサイトにリダイレクトさせ、そこでは被害者のブラウザのタイプ、地理的位置、その他の詳細情報が分かる、という仕組みになっています。
被害者のオペレーティング・システムによっては、もう 1 つリダイレクトが発生します。Kaspersky の報告 によると、Firefox のユーザーは偽の Flash Player をオファーするサイトにリダイレクトされ、Chrome のユーザーは悪意のある拡張プログラムのインストールを促されるとのことです。Mac で Safari を使用しているユーザーには「Media Player の最新版」をインストールするよう提示されます。
マルウェアをインストールすると、ユーザーのアカウントが感染し、ウィルスのリンクを自動的に全ての友達に送るようになります。しかし、実際にはウィルスがどのように広まっているかは未だ不明なのです。攻撃主はクリックジャック攻撃またはスパイ・ソフトを使用して被害者のログインの詳細情報を盗んでいる可能性もあるのです。
Facebook Message ウィルスは、アカウントを乗っ取り、個人情報を盗むために、ユーザーを騙して感染しているリンクや写真を開かせようとします。
ウィルスの被害者がウィルスの配布を加速させている
このウィルスは個人間のチャットに現れる感染性のメッセージを利用して PC にたやすく感染します。一般に、「衝撃的な写真」や「エキサイティングな動画」を見るように勧めてきます。このソーシャル・ネットワークのユーザーの多くがこのやり口に引っかかってきましたが、それはこのメッセージが被害者の連絡先の中の誰かから送られて来たように見えるためです。
感染したリンクをクリックすると、ウィルスがシステムに入り込みます。さらに、同じメッセージが通常被害者の連絡先リストにも拡散され、他のユーザーもペテンに引っ掛けることになるのです。そうやって連鎖反応となり、停止させるのがほぼ困難となるのです。
PC や Facebook のアカウント、また個人の詳細情報を守る唯一の方法は、友達や同僚、また家族のメンバーから送られてきた怪しいリンクをクリックしないことだと忠告しておきましょう。メッセージのコンテンツが怪しいと疑われる場合は、このリンクまたはファイルが開いても安全なものであるかどうかを相手に尋ねる必要があります。
サイバー犯罪者は被害者に応答する傾向があることにも注意が必要です。しかし、相手を知っている場合は、別の人と話しているかどうかを識別するのはさほど難しくはないでしょう。相手を知らない場合は、もう実際には何年も話していない相手が実際に動画や写真をシェアしたいと思うだろうかと自問してみるべきでしょう。ほとんどの場合、答えはノーです。
端末から Facebook Message ウィルスを除去する
といっても、Facebook 上のウィルスはスパムのようですので、PC の状態をチェックする必要はあるでしょう。怪しいリンクをクリックした、あるいは不明なコンテンツをダウンロードしたという場合は特に、PC をアンチマルウェア・プログラムでスキャンされることをお勧めします。
Facebook Message ウィルスを除去するためには、FortectIntego、SpyHunter 5Combo Cleaner または Malwarebytes で PC をスキャンされることをお勧めします。他のセキュリティ・ソフトもご使用いただけます。ただし、選択されたプログラムを必ず最新版に更新することを忘れないでください。
もう 1 つ重要な Facebook Messenger ウィルス除去のステップは、Facebook のパスワードを変更することです。ハッカーがアカウントを乗っ取ると、メールや銀行、その他のアカウントの認証情報を取得される場合があります。ですから、プライバシーを保護するために、強力なパスワードを設定する必要があるでしょう。良いパスワードについて、以下を覚えておきましょう
- 少なくとも 12 文字以上の長さ
- 数字を入れる
- 大文字と小文字を入れる
- 記号を入れる (可能な場合)
- 名前、苗字、その他個人情報を入れない
- 辞書に乗っているような一般的な単語を使わない
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