Internet Explorer のリセット方法は？

Internet Explorer のリセットを考えるべき理由はいくつかあります。IE はやはり普及しているブラウザであるだけに、ブラウザ・ハイジャッカーやアドウェア、その他のマルウェアのターゲットの範疇に入っています。そのようなパラサイトがウェブ・ブラウザに感染すると、できるだけ除去されないようにしようと努めるものです。IE 上の閲覧セッションを邪魔する侵入者を防ぐために、ブラウザのヘルパー・オブジェクトや様々なアドオンが 使用されています。感染の兆候としては、ホームページの改ざんや新しいツールバーやアドオンの出現、様々なサイトへのリダイレクト、ポップアップ広告の表示量の増加などがあります。Internet Explorer を既定の状態に復元すれば、このような問題を完全に解決できます。

さらに、様々なアドオンを使用して IE のカスタマイズや設定の変更を行っているユーザーは、安定性に問題が生じる場合があるでしょう。アドオンを無効にしたり除去したりしてもブラウザのパフォーマンスの低下に対処することはできません。ブラウザのキャッシュやフリーズなどの現象が頻繁に起きるようになったら、IE のリセットが必要です。Internet Explorer を既定の状態に復元すると、変更を元に戻すことはできなくなります。ホームページや検索エンジンはオリジナルの既定のものに変更され、それまでに固定していたタブや拡張プログラム、またテーマは無効になり、カスタマイズしたスタートアップ・タブや新しいタブ・ページは除去されて、閲覧履歴やクッキーは消去されます。以下に IE をリセットする 5 つの方法をご紹介しましょう。ご注意いただきたいのは、以下のガイドは IE 11 を前提に作られている点です。Internet Explorer の以前のバージョンをご使用の場合は、インターフェイスや配置が若干異なる場合があるでしょう。

メソッド 1。「設定をリセット」オプションを利用して Internet Explorer をリセットする

1. Internet Explorer を開き、[ツール] メニュー (右上コーナー) を選択します。[ツール] メニューが見えない場合は [Alt] を押します。

2. [インターネット オプション] を選択します。

3. [詳細設定] タブを選択します。

4. [詳細設定] タブで、[リセット] を選択します。Internet Explorer 6 のように以前のバージョンの IE をご使用の場合は、[既定値に戻す] をクリックします。

5. 開かれている [Internet Explorer の設定をリセット] ダイアログ・ボックス内の [個人設定を削除する] ボックスにチェックを入れます。その後、[リセット] をクリックします。

メモ: [個人設定を削除する] ボックスを選択すると、閲覧履歴、検索プロバイダ、アクセラレータ、ホームページ、追跡防止、および ActiveX Filtering の各データも除去されます。

6. Internet Explorer で既定の設定の適用が終了したら、[閉じる] をクリックします。その後、[OK] を選択します。

7. IE を起動します。

メソッド 2。「inetcpl.cpl」コマンドを使用して IE をリセットする

1. Internet Explorer を閉じます。

2. [スタート] ボタンをクリックして [ファイル名を指定して実行] を検索します。

3. [ファイル名を指定して実行] で、inetcpl.cpl と入力して [OK] をクリックします。

4. [インターネットのプロパティ] ウィンドウが表示されたら、[詳細設定] タブに移動して [リセット] を選択します。

5. [Internet Explorer の設定をリセット] ダイアログ・ボックスで、[個人設定を削除する] にチェックを入れて [リセット] をクリックします。

6. IE がタスクを完了するまで待ちます。その後、[Internet Explorer の設定] ダイアログ・ボックス内の [閉じる] をクリックします。

メソッド 3。 「システム ファイル チェッカー」オプションを使用して IE をリセットする

1. コマンド プロンプト (管理者) に移動します。

Windows 10:

オプション 1. [Win+X] -> [コマンド プロンプト (管理者)] の順に押します (右の図)。

オプション 2. 検索バーに cmd と入力します。[コマンド プロンプト] で右クリックして [管理者として実行] を選択します (左の図)。

Windows 8/8.1: [Apps] 画面 -> [Windows System] -> [コマンド プロンプト] の順に進みます。

Windows 7、Vista、または XP: [スタート / スタート ボタン] -> [すべてのプログラム] -> [アクセサリ] ->[コマンド プロンプト] の順にクリックします。

2. [ユーザー アカウントの管理] プロンプト・ウィンドウが表示されたら、[はい] をクリックして Windows Command Processor に変更を許可します。

3. コマンド・ラインで「SFC /SCANNOW」と入力し、[改行キー] を押します。

4. 検出して修正されたファイルに関する情報を表示するウィンドウが表示されるまで待ちます。Internet Explorer がリストに載っているはずです。

メソッド 4。ユーザー・プロファイルを除去して IE をリセットする

メモ。 このメソッドではレジストリの編集が必要になります。誤った変更を行うと重大な問題に繋がる恐れがあるため、各ステップには十分注意して従うことが大変重要です。レジストリの変更を行う前に、バックアップを取ることもお勧めします。問題に遭遇した場合、バックアップがあればレジストリを復元することができます。バックアップを作成したら、以下の IE リセットのステップに進んでください:

1. [レジストリ エディタ] を開きます。検索バーで [ファイル名を指定して実行] を探してクリックします。

2. regedit と入力して [改行キー] を押します。[ユーザー アカウントの管理] ボックス内で [はい] を選択し、PC への変更を許可します。

3. レジストリ・エディタ が表示されたら、次のレジストリ・キーを探して削除します:
[HKEY_CURRENT_USER\\Software\\Microsoft\\Internet Explorer]

[キー削除の確認] ダイアログ・ボックスで [はい] をクリックして、このキーとその全てのサブキーを完全に削除します。

4. 次に Application Data (または AppData) および Local Settings の下の IE に関するものを全て削除します。

メソッド 5。Internet Explorer を再インストールする

上述のメソッドがどれもうまくいかなかった場合は、IE の再インストールを試みてください。まず、以下の手順に従って PC から IE をアンインストールする必要があります:

1. [コントロール パネル] で、[プログラム] セクションの下の [プログラムのアンインストール] (または [プログラムの追加/削除]) に移動します。

2. 左側の [Windows の機能をオンまたはオフにする] をクリックします。

3. [Windows の機能] ウィンドウで [Internet Explorer] を探してチェックを外します。

4. IE をオフにすると Windows の他の機能に影響を及ぼす恐れがあるというメッセージが表示されます。[はい] および [OK] をクリックします。Windows が変更の適用を終えるまで待ちます。PC の再起動を求められる場合もあります。

5. 端末を再起動すると、Internet Explorer が PC から除去されているはずです。

コンドは IE をインストールする必要があります。この場合、2 つのオプションが考えられます。

オプション 1。
1. [コントロール パネル] で [プログラム] セクションの下の [プログラムのアンインストール] (または [プログラムの追加/削除]) オプションに移動します。

2. [Windows の機能をオンまたはオフにする] をクリックします。

3. リスト内の Internet Explorer にチェックを入れて [OK] をクリックします。Windows が変更の適用を終了するまで待ちます。PC の再起動を求められる場合もあります。

4. 端末を再起動すると、Internet Explorer が PC に再インストールされているはずです。

オプション 2。

PC にインストールされている別のウェブ・ブラウザを使用して 公式サイト から直接 IE をダウンロードします。