MRI6219316107.js とは?除去すべきなの?
MRI6219316107.js ファイルとは?何をするものなの?
PC に JS というファイル拡張子を見つけたら、それはほとんどの場合 JavaScript ファイルと関連していると思ってください。これらのファイルには、クライアント側のウェブ・ページに関する指示を記述するために使われる JavaScript コードが含まれています。JavaScript はさまざまな機能に関与している場合があり、一例として、フォーマットされたデータの自動変更、新しいブラウザ・ウィンドウ内のリンク済みページのオープン、マウスのロールオーバーによる画像やテキストの変更、などがあります。JavaScript コードはさらに対話的なオプションを扱うドロップダウン・ボックスの作成にも使われます。その一方で、このようなファイルは様々なトロイ式のプログラムやウィルス、またワームなどの作成者によって、かなり頻繁に使用されるものでもあります。
事実、特にこの MRI6219316107.js ファイルは、Locky ウィルス と呼ばれる、今日最も悪名の高いランサムウェアにも関連していると思われます。セキュリティの専門家たちは、以前 Locky の配布に使われていたマクロ・スクリプト付きでプログラミングされている Word ドキュメントが、今度は JavaScript ファイルに移行されたことに気が付きました。恐らく、JavaScript を使った方が被害者の PC に Locky を忍び込ませるのが容易だという判断が下されたものと予想されます。この悪意のあるプログラムの開発者たちが JavaScript に切り替える決断をしたもう 1 つの側面は、アンチ・マルウェア・ソフトウェアにより検出されるのを避けようという試みと言えるでしょう。感染されたファイルは圧縮され、ZIP ファイル形式でスパム・メール経由で配布されています。この ZIP ファイルを解凍すると、ウィルスは PLib デでパック解凍機能を使用して圧縮ファイルを解凍し、ウィルスのダウンロードをアクティブにします。このプログラムの興味深い特性の 1 つは、オペレーティング・システムがロシア語版であるかどうかを判断するプロセスが走ることです。もしそれに該当すると判断したら、自身をアンインストールするのです。それ以外の場合は、デバイス上のファイルのスキャンと暗号化が開始されます。つまり、MRI6219316107.js ファイルが何らかの Eメールに添付されており、あなたがそれを見知らぬ、そして怪しいソースから受領したなら、何らかの方法であなたがそのファイルを解凍したはずなのです。もしそうなら、ウィルスがアクティブになり、あなたのファイルは暗号化されます。上述の理由により、PC に MRI6219316107.js ファイルがあるのを見つけたなら、できるだけ直ぐにそれを除去すべきなのです。
このフィアルが PC に入らないようにする方法は?
このファイルがあなたの PC に現れないようにするためにまずすべき事は、PC に FortectIntego のような何かしら評判の良いアンチ・ウィルス・ツールを備えておくことです。こうすれば、怪しいファイルをダウンロードする危険を減らすことができ、他のインターネットの危険からあなたを護ってくれます。最も重要なのは、自分でウィルスに注意を払わねばならない、ということです。この感染性のファイルは Eメールの添付ファイルとして広まるということを覚えておかねばなりません。そこで、新しい Eメールを開いて添付ファイルをダウンロードする際には、注意してください。
PC から MRI6219316107.js ファイルを除去するには?
MRI6219316107.js の除去は可能なオプションだというのは良い知らせですね。ですが、既にファイルを開いている場合は、これよりもっと複雑な問題に対処する必要が出てくるかもしれません。Locky ウィルスが既にあなたのファイルを暗号化しており、あなたはこのウィルスの開発者から暗号解除キーを購入する他方法がないかも知れません。そこで、このファイルを削除することはこの時点では優先事項ではないかもしれませんし、まずはこのウィルスを消去することを考えるべきでしょう。これは評判の良い、最新のアンチ・ウィルス・ツールを使って実行することができます。さらに、Locky は積極果敢なウィルスで、あなたのアンチ・ウィルス・ソフトウェアが実行されるのを阻止する場合があります。そのような状況が発生した場合は、Locky ランサムウェア の説明に載せてある、弊社の専門家の用意したガイドを是非お読みください。