ODIN ウィルスを除去する (簡単リムーバルガイド)
ODINウイルス削除方法
ODIN ランサムウェア・ウィルスとは?
ODIN ウィルスを避ける方法はある?
ODIN ウィルスは再びやって来た Locky ランサムウェア の亜種として現れました。このマルウェアはその特異的な特長にちなんで命名されました。それは破壊されたファイルに .odin という拡張子を付けることです。オリジナルのウィルスの方は引き続き開発が続けられ、仮想コミュニティにその恐怖の影を投げかけたままですが、どちらにも遭遇することがないように、よくよく注意を払わねばなりません。ODIN 自体は削除するのも難しくありませんが、ファイルの暗号解除の方は複雑で、Locky の無敵の強さを考慮しなければなりません。たとえ弊社のアドバイスが僅かばかりで、遅きに失っし、既に PC が不幸に見舞われているとしても、落ち着いてください。まずは、ファイル復元に進むために、正確かつ完全に ODIN を除去してしまうことが肝心なのですから。
Locky の成功により開発者の求めるものが高くなり、もうしばらくの間、最も危険なランサムウェアというタイトルを保持しておくことに決めたようです。そのオリジナル版が 2 月に出て以来、世の中には複数のバージョンが既に出ており、その一例が Zepto です。この所、ハッカーたちはランサムウェアに映画やフィクションのキャラクターにちなんだ名前を付けていますが、ウィルスにも壮大な名前を付けるという最近のトレンドに抗えないようです。最初にこの名前を付けられた存在、古い北欧神話の中心的な神の名前である Odin と同様に、このウィルスも 同じように圧倒的な印象を呼び起こそうとしているようです。良くある RSA-2048 および AES-CBC 256 暗号化アルゴリズムを採用して個人ファイルを暗号化します。これらの戦略は数学的な公式に基いているため、ユニークなパブリック・キーに代わる代替のプライベート・キーを見つけるのは困難な仕事です。
また、更なるダメージを与えるために、ODIN マルウェアの開発者はウィルスに幅広い拡張子を設定して暗号化させています。価値が高いと思われるファイルを探してそれらに .odin というファイル拡張子を付けるのですが、それにはしばし時間がかかります。プロセスが完了すると、ランサムウェアは 3 つのファイル、_HOWDO_text.html、_HOWDO_text.html および _HOWDO_text.html というファイルを提供します。これまでのものと同様に、ODIN ランサムウェアも匿名性が保証されている Tor ブラウザを利用するよう求めてきます。その中で、被害者は支払いを送金し、プライベート・キーを受け取ってファイルの暗号を解除できることになっています。お金を無駄にするようなことを考えるのは一切やめて、このマルウェアを取り除くことに集中しましょう。FortectIntego を使えば、その手順をスピードアップさせることができます。
ランサムウェアの侵入傾向
どうやら .odin ファイル拡張子ウィルスは、感染性のスパム・メール経由で端末の制御権を掌握するチャンスを利用している場合が多いようです。大半のランサムウェアの脅威において、残念ながらこのような傾向がうまく行っていることから、これが共通の戦略であるようです。偽の送り状や、気を引くような見出しの動画などを受け取っただけで、その整った上辺の下により大きな危険が潜んでいるなどと疑う人はほとんどいないでしょう。ですから、興味にかられて、ユーザーは感染した添付ファイルをクリックするわけですし、そうするとウィルスが動き出していたずらを仕掛け始めるのも時間の問題になるのです。さらに、ODIN マルウェアの一部のバージョンは開発キット経由でも配布されているようです。そのような油断のならないファイルを避けるには、適切なアンチスパイウェア・アプリでセキュリティを高めることが不可欠です。
ODIN ランサムウェアの除去ステップ
複雑なファイル暗号化マルウェアに対峙していることから、これに手動で対処することはお勧めできません。これを考えると、ODIN の除去はセキュリティ・アプリに任せた方が良いでしょう。ウィルスを取り除いてくれるものは FortectIntego、SpyHunter 5Combo Cleaner また Malwarebytes などいくつかあります。除去が完了したら、データの復元を考えましょう。そこで、弊社では本記事の下にいくつかヒントを提示しています。ただし、先に ODIN ウィルスを除去してからファイルの暗号解除に取りかからねばなりません。そうしないと、データの復元がうまくいかないでしょう。
手動 ODINウイルス削除方法
ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。
ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する
手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。
Windows 7 / Vista / XP
- スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
- PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
- リストでセーフモードとネットワークを選択します。
Windows 10 / Windows 8
- スタートボタンをクリックして設定を選択します。
- スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
- ウィンドウの左側で回復を選択します。
- 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
- 今すぐ再起動をクリックします。
- トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプションに移動します。
- スタートアップ設定を選択します。
- 再起動を押します。
- ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。
ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする
Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:
- キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- 詳細をクリックします。
- バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
- 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
- プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
- 有害なフォルダのコンテンツを削除します。
ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- スタートアップタブに移動します。
- 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
ステップ 4. ウィルスファイルを削除する
PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:
- Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
- クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
- 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:
Temporary Internet Files
Downloads
Recycle Bin
Temporary files - システムファイルのクリーンアップを選択します。
- 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):
%AppData%
%LocalAppData%
%ProgramData%
%WinDir%
終了したら、PC を通常モードで再起動します。
System Restore を使用して ODIN を削除
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手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
Windows 7 / Vista / XP- Start → Shutdown → Restart → OK をクリック.
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
- リストから Command Prompt を選択
Windows 10 / Windows 8- Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
- ここで、 Troubleshoot → Advanced options → Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。
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手順 2: システムファイルと設定の復元
- Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。
- ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。.
- 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、ODIN が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。
- ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。
おまけ: データの復元
上記のガイドは PC から ODIN を除去するために役立つはずです。暗号化されたファイルを復元するには、uirusu.jp のセキュリティ専門家が用意した詳しいガイドを使用されることをお勧めします。ファイルが ODIN によって暗号化された場合、それらを復元する方法はいくつかあります。
Data Recovery Pro とファイルの復元
このアプリは特に PC 内で不足しているファイルやフォルダを見つけられるようにデザインされています。しかし、このアプリはシステムが破壊された場合に一層力を発揮するよう作られており、ファイルが失われたり破損したりした場合にこのアプリを使えば、それらを復元できるチャンスがあるかも知れません。
- Data Recovery Pro をダウンロード;
- Data Recovery のセットップの手順に従い、プログラムを PC にインストールします。
- 起動後、PC をスキャンして ODIN ランサムウェアにより暗号化されたファイルを探します。
- それらを復元します。
System Recovery による利点
抽象的な言い方ですが、この機能により時間を戻すことができます。つまり、オペレーティング・システムを以前のビルドに戻すということです。同様に、まだランサムウェアによって攻撃を受けていないファイルをコピーする時間を稼ぐこともできます。
- 復元の必要な暗号化されたファイルを見つけたら、その上で右クリックします。
- “Properties” を選択し、“Previous versions” タブに移動します。
- ここで、“Folder versions” 内のファイルのうち利用可能なコピーをそれぞれチェックします。復元したいバージョンを選択して、“Restore” をクリックします。
最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。ODIN やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner 、 Malwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください
あなたにおすすめ
政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。