RackCrypt ウィルスを除去する (リムーバルガイド)
RackCryptウイルス削除方法
RackCrypt ウィルスとは?
PC ユーザーはインターネットの閲覧中には注意する必要があります。なぜなら、様々なサイバー・リスクがや脅威がうろうろしているからです。言うまでもありませんが、サイバー犯罪者は毎日せっせと罠にはまってくれる相手を探しています。最近、PC セキュリティのスペシャリストたちは、ランサムウェアによる攻撃の件数が急増していることに気が付いています。サイバー犯罪者たちは、このような特定のタイプのウィルスが、違法な方法で大きな利益を生み出せることに気付いていますが、それは人々が誰かに自分のファイルを盗まれそうだと慄いたり驚いたりして、大抵の場合それらを取り戻すためにお金を払うからです。ランサムウェア・ウィルスに直面することがあったら、ご忠告しますが、身代金を払ってはいけません!
RackCrypt ランサムウェア。どういう仕組みなの?
RackCrypt ウィルスは、MVP Locker としても知られていますが、これは安全なファイルの振りをしてあなたの PC に侵入することができる、悪意のあるトロイの木馬方式のウィルスです。PC システムに侵入すると、ウィルスは自分のファイルを Temp フォルダに置き、悪意のあるレジストリ・キーを追加して、デスクトップの壁紙を rack.com の画像に置き換えます。ここには RackCrypt で暗号化されたあなたの個人ファイルを復元する方法が書かれています。一方、この悪意のある PC の脅威はその悪意のあるプログラムをアクティブにして、PC システムをスキャンして様々な個人的レコードを検索します。画像、文書、動画、プレゼンテーション、アーカイブ、また他にも様々なファイル・タイプを検索します。通常、次のような拡張子を持つファイルをターゲットにしています:
.doc, .docm, .docx, .jpe, .jpeg, .jpg, .js, .m3u, .m4a, .menu, .mov, .mp4, .mp3, .pptx, .psd, .ptx, .qic, .raw, .sav, .tor, .wmv, .wmo, .zip, .xls, .xlsm, .wall, .srf, .svg, .layout, .txt, .pdf, .mddata など他にもいろいろあります。
これらのファイルを検出すると、複雑な AES-256 暗号化アルゴリズムを使ってそれらをロックします。感染したファイルに付けられている拡張子によって、そのファイルが RackCrypt マルウェアの影響を受けたことがすぐ分かります。このウィルスはファイル名の後に .rack という拡張子を付けます。例えば、file.mp3 ファイルはfile.mp3.rack になるのです。暗号解除のキーがないとこの暗号化されたファイルを開くことはできず、そのために RackCrypt Ransomware は被害者にこの特定のキーを入手するために身代金の支払いを要求してくるのです。しかし、PC セキュリティの専門家たちは、被害者が身代金を「支払っても」、サイバー犯罪者が暗号解除のキーを送ってくることはないだろうと言っています。
RackCrypt Ransomware はどうやって上手く PC に侵入できるの?
RackCrypt Ransomware はトロイの木馬方式で広まります。多くの場合、ターゲットのユーザーに贈られる悪意のある Eメール経由で配布されます。ランサムウェアは通常、大企業を狙ってきますが、それはこのウィルスがピア・ツー・ピアの PC ネットワーク上にある山ほどの重要なファイルをいとも簡単に暗号化できるからです。RackCrypt ウィルスによる感染を防ぐには、見知らぬ送信者から送られて来た怪しい Eメールを決して開かないことをお勧めします。トレント・ファイルをダウンロードする際にも注意する必要があります。サイバー犯罪者はしばしばウィルスを含んだ感染済みトレント・ファイルを広めるため、そのようなものをダウンロードしないように注意してください。人気があって、良く知られているダウンロード・ウェブサイトのみを信頼しましょう。山程の広告で溢れかえっているようなハイリスクのウェブサイトや、「ダウンロード」ボタンが複数あるようなウェブサイトをウロウロするのは止めましょう。経験上、そのようなウェブサイトは怪しい、または感染性のプログラムを宣伝している場合がありますので、近づかない方が身のためです。
このウィルスに属する悪意のあるファイルは、FortectIntego アンチ・マルウェア・ソフトウェアを使用して削除することができます。また、RackCrypt マルウェアを手動で取り除くこともできます。手動による除去ガイドは次のページに載せてあります。
RackCrypt の除去方法:
サイバー犯罪者にお金を支払い、そのような方法で彼らを支援するという選択肢もありますが、そうしたところで彼らがあなたに暗号解除キーを送ってくるという「保証はない」ため、これはお勧めしません。
RackCrypt の存在に気付いたらすぐに、このウィルスを除去することが重要です。こうすれば、手遅れにならない内に暗号化プロセスを止めることができるかも知れません。この記事の下に手動による除去ガイドをご用意しましたが、このウィルスにはご自分で「対処しない」ことを強くお勧めします。あまり経験のない PC ユーザーなら、このタスクは、専用のマルウェア除去ツールに任せるべきです。
ファイルの復元方法は?
残念ながら、RackCrypt ランサムウェアに感染したファイルの暗号を解除する 100% 有効な方法というものはありません。そのようなウィルスが攻撃してきた時のために、外部ドライブにあなたのファイルを保存してバックアップを取っておくべきです。あなたのファイルをオンラインのクラウド・ストレージに保管することはお勧めしません。なぜなら、一部のウィルスはそれらのファイルにインターネット接続経由でアクセスし、そこでも大惨事を引き起こすことができるからです。過去にファイルのバックアップを取ったことがないなら、今回ファイルを復元できる可能性はとても低くなります。しかし、ファイルの一部の暗号を解除するには、次のプログラムのうちどれかを試してみる価値はあります: Kaspersky virus-fighting utilities、Photorec または R-Studio。
手動 RackCryptウイルス削除方法
ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。
ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する
手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。
Windows 7 / Vista / XP
- スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
- PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
- リストでセーフモードとネットワークを選択します。
Windows 10 / Windows 8
- スタートボタンをクリックして設定を選択します。
- スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
- ウィンドウの左側で回復を選択します。
- 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
- 今すぐ再起動をクリックします。
- トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプションに移動します。
- スタートアップ設定を選択します。
- 再起動を押します。
- ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。
ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする
Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:
- キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- 詳細をクリックします。
- バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
- 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
- プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
- 有害なフォルダのコンテンツを削除します。
ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- スタートアップタブに移動します。
- 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
ステップ 4. ウィルスファイルを削除する
PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:
- Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
- クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
- 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:
Temporary Internet Files
Downloads
Recycle Bin
Temporary files - システムファイルのクリーンアップを選択します。
- 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):
%AppData%
%LocalAppData%
%ProgramData%
%WinDir%
終了したら、PC を通常モードで再起動します。
System Restore を使用して RackCrypt を削除
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手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
Windows 7 / Vista / XP- Start → Shutdown → Restart → OK をクリック.
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
- リストから Command Prompt を選択
Windows 10 / Windows 8- Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
- ここで、 Troubleshoot → Advanced options → Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。
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手順 2: システムファイルと設定の復元
- Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。
- ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。.
- 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、RackCrypt が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。
- ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。
最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。RackCrypt やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner 、 Malwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください
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政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。