Sageウイルス削除方法
Sage ランサムウェア・ウィルスとは?
Sage ランサムウェア、親しみやすいインターフェイスを提供
Sage ウィルスは Cerber ランサムウェア を思い出させます。後者は詳しくてよく整理されている個人用の支払サイトを各被害者ごとに用意しています。Sage ランサムウェアは違法な詐欺的手法を使用して PC システムに侵入してくる PC ウィルスであり、ファイルを RSA 4096 公開鍵 で暗号化し、その途中で .sage ファイル拡張子を付加します。秘密鍵は犯罪者のサーバーに保管され、それにアクセスする方法はありません。その後ウィルスはデスクトップの背景を AVuKmu.bmp という写真と入れ替えますが、ここにはランサムウェアの攻撃に関する情報が書かれています。このデスクトップ画像では被害者に Tor ブラウザ をダウンロードして、秘密の支払サイトにアクセスするよう命じています。このサイトにアクセスするには、被害者は自分の個人 ID を知っていなければなりませんが、これは !Recovery_AVuKmu.txt および !Recovery_AVuKmu.html ファイルに書かれています。個人用の支払サイトは Sage User Area と呼ばれ、Home (ホーム)、Payment (支払)、Test Decryption (暗号解除テスト)、Instructions (ガイド) および Support (サポート) ページの 5 つのセクションに分かれています。
Home ページでは被害者に身代金のか価格 (0,73962 ビットコイン、$545 に相当) を知らせ、カウントダウン・クロックを表示して、被害者に支払を促します。ウィルスによれば、規定の期限がすぎると、復号キーは「破壊される」そうです。Payment ページでは、ウィルスがビットコイン の購入の仕方を説明しています。面白いのは、詐欺師が被害者ごとに各自専用のビットコイン・ウォレットを設定していること、つまり、被害者は同じウォレットにお金を送金するのではなく、何千というウォレットに送金するわけです。犯罪者はウォレットの QR コードまで提供して被害者が正しいウォレットに身代金を送金できるようにまでしています。Cerber や他の先進レベルのランサムウェア・ウィルスと同様に、Sage マルウェアは「1 ファイル復号サービス」を無料で提供しています。このようにして、ウィルスは被害者に犯罪者が実際に暗号化されたファイルを復号することができるという証拠を見せているのです。Instructions ページでは、Sage Decryptor の使い方の説明がなされ、Support ページでは被害者がマルウェアの作成者とやりとりできるようになっています.
Sage ランサムウェアのイメージ
Malware はシステム上に様々なファイルを投下し、不慣れな PC ユーザーはそれらを全て取り除くことができない場合もあるでしょう。そこで、弊社では FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner のようなアンチマルウェア・プログラムでこれらを除去されるよう強くお勧めしています。Sage を除去する前に、使うべきアンチマルウェア・プログラムはどれかについて考えてみましょう。すでに何かお持ちの場合は、必ず PC が Safe Mode with Networking である時に更新するようにしてください。アンチマルウェア・プログラムをお持ちでない場合は、弊社が推奨するプログラム、あるいは他のいずれかのアンチマルウェア・プログラムで Sage ウィルスを除去してください。便利なソフトウェアのレビューは、弊社のサイトの ソフトウェア セクションをお読みください。
どうやってこの悪意のあるウィルスに感染したの?
Sage ウィルスは先進のマルウェア拡散手法で配布されています 。ほとんどの場合、マルウェアは悪意のあるサイトや感染しているサイト、欺瞞的なメールの添付ファイル、マルウェアが埋め込まれた広告、またエクスプロイト・キットからダウンロードされます。場合によっては、マルウェアが合法的なプログラムと一緒にインストールされることもありますが、それは怪しいウェブサイトからそれらをダウンロードした場合に限られます。マルウェアの攻撃を簡単に回避できる場合もありますが、大半の場合は、悪意のあるプログラムはトロイの木馬方式で移動します。これはそれらのプログラムがマスキングされていることを意味します。例えば、合法的な Flash Player や Java の更新プログラム 、無料のゲーム、ファイル、文書、その他一見すると危険には見えないレコードの振りをすることができます。しかし、それが感染性のものだとは気づかずにそのようなファイルやプログラムを開くと、PC はすぐさま感染してしまうのです。そのような状況を避けるには、PC をアンチマルウェア・ソフトで保護されることを強くお勧めします。
Sage ランサムウェアを除去してファイルを復号するには?
Sage ウィルスはさまざまな悪意のあるファイルを投下します。例えば、AVuKmu.bmp、1.tmp、1.tmp、hPBic1zL.tmp、VIxkxhFa.lnk など、他にもたくさんあります。ウィルスは自らを Startup プログラムに割り当てて、被害者が PC を起動するたびに自動的に実行されるようにします。Sage ランサムウェアを除去するには、PC を Safe Mode w/ Networking で再起動されることをお勧めします (やり方についてのガイドをご用意しておりますので、どうぞお読みください。記事末尾にあります!)。説明したように、再起動しないまま Sage の除去を開始しないでください。そうしないと、アンチウィルスを実行しようとするたびに、ウィルスがそれを無効にしてしまいます。現時点では .sage ファイル拡張子のファイルを復号できる 100% 効果的なデータ復号ツールを提供できませんが、下記記載のデータ復元オプションをどうぞご覧ください。
手動 Sageウイルス削除方法
ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。
ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する
手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。
Windows 7 / Vista / XP
- スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
- PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
- リストでセーフモードとネットワークを選択します。
Windows 10 / Windows 8
- スタートボタンをクリックして設定を選択します。
- スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
- ウィンドウの左側で回復を選択します。
- 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
- 今すぐ再起動をクリックします。
- トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプションに移動します。
- スタートアップ設定を選択します。
- 再起動を押します。
- ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。
ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする
Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:
- キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- 詳細をクリックします。
- バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
- 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
- プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
- 有害なフォルダのコンテンツを削除します。
ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- スタートアップタブに移動します。
- 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
ステップ 4. ウィルスファイルを削除する
PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:
- Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
- クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
- 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:
Temporary Internet Files
Downloads
Recycle Bin
Temporary files - システムファイルのクリーンアップを選択します。
- 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):
%AppData%
%LocalAppData%
%ProgramData%
%WinDir%
終了したら、PC を通常モードで再起動します。
System Restore を使用して Sage を削除
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手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
Windows 7 / Vista / XP- Start → Shutdown → Restart → OK をクリック.
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
- リストから Command Prompt を選択
Windows 10 / Windows 8- Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
- ここで、 Troubleshoot → Advanced options → Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。
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手順 2: システムファイルと設定の復元
- Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。
- ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。.
- 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、Sage が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。
- ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。
おまけ: データの復元
上記のガイドは PC から Sage を除去するために役立つはずです。暗号化されたファイルを復元するには、uirusu.jp のセキュリティ専門家が用意した詳しいガイドを使用されることをお勧めします。残念ながら、データを全て復元できる唯一の方法はバックアップを利用することです。バックアップがない場合は、ファイルの復元はかなり難しいか、不可能と言わざるを得ないでしょう。
ファイルが Sage によって暗号化された場合、それらを復元する方法はいくつかあります。
Windows Previous Versions を探してみる
System Restore 機能を以前に有効にした方は、この方法を使って最も重要なファイルを 1 つひとつ復元することが出来る場合があります。次のステップに従ってください:
- 復元の必要な暗号化されたファイルを見つけたら、その上で右クリックします。
- “Properties” を選択し、“Previous versions” タブに移動します。
- ここで、“Folder versions” 内のファイルのうち利用可能なコピーをそれぞれチェックします。復元したいバージョンを選択して、“Restore” をクリックします。
最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。Sage やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner 、 Malwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください
あなたにおすすめ
政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。