Skype ウィルスを除去する (リムーバルインストラクション) - 2018年3月月更新済み
Skypeウイルス削除方法
Skype ウィルスとは?
Skype ウィルスや詐欺が引き続きユーザーを脅かしている
Skype ウィルスは、人気の通話アプリのユーザーをターゲットにする有害なプログラムおよびフィッシング詐欺です。初期のサイバー脅威のうちの 1 つは少なくとも 2007 年には検出されていた Skype ワームの w32/Ramex.A です。しかし、このウィルスは 2018 年でも未だに活動しており、Baidu ウィルスおよび Bitcoin ウィルスとして知られています。
後に、Bitcoin マイニング・マルウェアが Skype 経由で拡散されているのが見つかりました 。そのため、これは Bitcoin ウィルス と呼ばれることもあります。通常、この感染は PC のリソースを悪用して仮想通貨を生み出すために使われています。その結果、感染したマシンは低速になり、事実上使えなくなります。しかし、ビットコイン・マイニングはマルウェアの主たる目的ではありません。
Skype マルウェアの最も一般的なバージョンはユーザーの個人情報や機密性の高い PC のデータを盗んだり、あるいは “Hey, check this video” (やぁ、このビデオを見てよ) とか “this is a very nice photo of you” (あなたの素敵な写真です) などという言葉と共に後ろに悪意のあるリンクが付けられているようなメッセージを送りつけて悪意のあるコンテンツを配布したりするようにデザインされています。
たとえば、Koobface ウィルス はユーザーの名前 (またはユーザー名) を付けた “shocking” (衝撃的) とか “hilarious” (超ウケる) 動画へのリンクを張ったメッセージを拡散しています 。そのようなメッセージに付けられているリンクは、ほとんどの場合 PC に Koobface ワームをダウンロードしてインストールするために用いられるのです。
今日に至るまで、ハッカーはユーザーのアカウントをハッキングするために複数のメソッドを提示してきました 。その上、ハッカーは感染した PC をボットネット に接続させるようになりましたが、これは大量のスパムを拡散したり、他の有害なアクティビティを開始したりするために使われています。このような理由から、Skype ウィルスに特定の特徴を割り当てるのは難しい場合も多々あります。
Skype のアカウントへのログインに問題がある場合、または連絡先リストに載っているお友達から、あなたから怪しいリンクが届いたという連絡が来た場合は、アカウントが感染していることを疑わねばならないでしょう。FortectIntego や類似のアンチマルウェア・ソフトでシステムの完全スキャンを行って Skype ウィルスを除去してください。
Skype ウィルスの最もよくある形は、感染したアカウントから送られてくる、有名なサイトのなりすましリンクです。
ウィルスから “very nice photo of you” が送られることも
Skype ウィルスのあるバージョンでは “this is a very nice photo of you” (あなたの素敵な写真です) というスパム・メッセージにリンクを付けて拡散することが知られています。クリックすると、システムに特定のマルウェアが投下されます。
このマルウェアは 2013 年に大変流行りました。当時これはラテン・アメリカのユーザーを中心に狙っていました。しかし、受け取っていた偽メッセージはスペイン語で “esta es una foto muy amable de tu parte” というものでした。
ところが、他の国の複数のユーザーから自分の言語で同じメッセージを受け取ったという報告が上がりました。そこで、言語の障壁はウィルスを世界中に撒き散らす防波堤にはならなかったわけです。
ハッキングされた Skype アカウントは Baidu、LinkedIn、その他の偽サイトへのリンクを拡散
2016 年、数多くの Skype アカウントがハッキングされ、Baidu.com や LinkedIn.com、その他人気のウェブサイトへのリンクを拡散しました。最もアクティブな Skype ウィルスのスパム・キャンペーンの 1 つは感染したユーザーのアカウントを使用して有害な Baidu.com リンクを配布するものですが、ここから怪しい Forbes のリップオフ・サイトである Coolinfovip(dot)com にリダイレクトされます。
怪しい Baidu へのリンクにはきっと気がつくでしょう。リンクの末尾に Skype の連絡先相手の名前が付加されているからです。このリンクをクリックすると、端末に重大なウィルスが感染し、連絡先全てに同じリンクが自動的に送られます。
最新のニュースによると、Baidu ウィルスは複数の偽のドメインを使用して偽の Forbes ウェブサイトを表示します。上述の Coolinfovip 以外にも、ウィルスは 2016forbesnews-f.net にリダイレクトすることもあります。
このリンクは感染した所有者の連絡先リストに載っている全てのユーザーに自動的に送られます。別の PC でまたこれにクリックすると、そのサイクルが延々と繰り返されることになるでしょう。だからこそ、このウィルスを端末に置いておくのは危険であり、Skype ウィルスは直ちに除去すべきなのです。
さらに、Skype マルウェアは有害な Google リンクを拡散していることも知られており、このリンクは通常短縮版になっています。そこで、http://goo.gl/ で始まる見知らぬリンクを決してクリックしないでください。同様に、ユーザーからは偽の bit.ly リンク・スパムも報告されています。
Adobe Flash Player の偽の更新プログラムとして拡散される Skype マルウェア
2017 年 4 月、Skype のユーザーは Adobe Flash Player の偽の更新プログラムをダウンロードするように促すマルバタイジングの攻撃を受けました。アカウントにログインするたびにこの警告が表示されました。そこで、多くの人がクリックしたとしても驚きません。
アカウントにログインすると、すぐに “File Download – Security Warning” というウィンドウが表示され、FlashPlayer.hta ファイルを有効化するよう求めてきます。html アプリ・ファイルのソース・コードには偽の JavaScript コードの一部が含まれています。PowerShell を実行して他のプログラムもダウンロードするようにプログラミングされていました。
ウィルスのリサーチャーはこの Flash Player の偽更新プログラムを拡散していたウェブ・ページを 3 つ識別することができました:
- oyomakaomojiya(.)org
- admdownload.adobe.com
- cievubeataporn(.)ne
さらに、これら 3 つのメール・アドレスには新しく登録されたウェブサイトがいくつも関連付けられています:
- jonathandpreston@wants.dicksinhisan.us
- edwardslawler@dicksinmyan.us
- justincabel@airmail.cc
面白いことに、上の 2 つのドメインはすでにウィルスのリサーチャーにより有害なアクティビティを発見されています。つまり、このマルバタイジング・キャンペーンはいつものようなハッカー希望者のいたずらではないことを示しているのです。事実、.hta ファイルの使用、隠された JavaScript コード、そして Flash player が採用されているということから、Cerber ランサムウェア のハッカーが最新版のマルバタイジング手法の裏にいる可能性があるのです。
詐欺攻撃を見つけて避けるためのヒント
すでにご承知のとおり、Skype ウィルスには様々な姿や形があります。しかし、フィッシングの試みに気づくことは可能です。とにかく注意して、慎重に構えることです。そういった心の準備により自動的にクリックしたりダウンロードしたりしないようになります。
- 友人から、例えば “lol is this your new profile pic?” とか “This is a very nice photo of you” などという意味のないメッセージが来たら無視しましょう。最も重要なことは、そのようなメッセージに組み込まれているリンクや自らやってきたようなメッセージのリンクをクリックしないことです 。
- Skype のコンポーネントとして提示される funnypicture.jpg.exe や FlashPlayer.hta などのファイルや、友人から受け取ったコンテンツをクリックしないでください。
- 送り元の相手に、本当にリンクやファイルを自分に送ったかどうか確かめましょう。
- Skype や他の更新プログラミングをインストールします。これでサイバー犯罪者がセキュリティの脆弱性を利用してアカウントに感染する危険性を下げることができます。
- Skype のパスワードは強いものにしましょう。
- Windows OS ユーザーは Skype アカウントと Microsoft のアカウントをまだ一致させていない場合は、必ず奏法を結合してください。PC セキュリティの専門家によると、これでアカウントの保全性が高まり、アカウントの回復が容易になるとのことです。
- Skype のアカウントを Microsoft のアカウントに接続したら、2 段階認証を設定してください。
Skype ウィルスを自動的に除去してアカウントを保全する
いつもどおりに Skype のアカウントに接続できない場合、Skype ウィルスに感染していることが考えられます。ご承知のように、これは個人情報の損失につながりかねない重大なプログラムまたは問題です。さらに、リソースを悪用されて PC が使えなくなります。
Skype を除去するには、専門の開発者による評判の良いアンチスパイウェアをインストールする必要があります。弊社では FortectIntego または SpyHunter 5Combo Cleaner を強くお勧めします。感染あるいは海賊版化されたプログラムは無用なだけでなく、システムが不安定になり、PC の脆弱性が増してマルウェアに感染しやすくなります。
Skype ウィルスは様々な名前で拡散され、どのタイプが PC に入り込んだのかが分からないため、このウィルスを手動で除去するのは不可能と言えるでしょう。このマルウェアがブロックするせいでアンチスパイウェアを起動できないという場合は、本記事末尾のガイドをお読みください。
PC のクリーン・アップができたら、Skype のパスワードを変えてください:
- https://account.microsoft.com に移動し、Microsoft のアカウント詳細情報を使用してログインします。
- [セキュリティとプライバシー] に移動します。
- [アカウント セキュリティ] オプションで、[高度なセキュリティ管理] をクリックします。
- [サインイン オプション] で、[サインイン オプションの変更] を選択します。
- [サインイン オプションの変更] で、[Skype 名] のチェックを外して[保存] を押します。
しかし、[サインイン オプションの変更] に [Skype 名] が見当たらない場合、以下のステップを行ってください:
- www.skype.com に移動して Skype のユーザー名でログインします。
- [設定とオプション / パスワードの変更] をクリックします。
- 新しいパスワードを設定します。
手動 Skypeウイルス削除方法
ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
Skype ウィルスにブロックされて、アンチスパイウェアで PC をスキャンできない場合は、PC を再起動して Safe Mode with Networking にします。そのためには、以下のステップに従ってください:
重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。
ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する
手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。
Windows 7 / Vista / XP
- スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
- PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
- リストでセーフモードとネットワークを選択します。
Windows 10 / Windows 8
- スタートボタンをクリックして設定を選択します。
- スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
- ウィンドウの左側で回復を選択します。
- 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
- 今すぐ再起動をクリックします。
- トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプションに移動します。
- スタートアップ設定を選択します。
- 再起動を押します。
- ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。
ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする
Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:
- キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- 詳細をクリックします。
- バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
- 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
- プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
- 有害なフォルダのコンテンツを削除します。
ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- スタートアップタブに移動します。
- 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
ステップ 4. ウィルスファイルを削除する
PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:
- Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
- クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
- 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:
Temporary Internet Files
Downloads
Recycle Bin
Temporary files - システムファイルのクリーンアップを選択します。
- 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):
%AppData%
%LocalAppData%
%ProgramData%
%WinDir%
終了したら、PC を通常モードで再起動します。
System Restore を使用して Skype を削除
Skype ウィルスによって起こるシステム・ブロックを回避するには、System Restore メソッドが利用できます。必要なステップは以下のとおりです:
-
手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
Windows 7 / Vista / XP- Start → Shutdown → Restart → OK をクリック.
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
- リストから Command Prompt を選択
Windows 10 / Windows 8- Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
- ここで、 Troubleshoot → Advanced options → Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。
-
手順 2: システムファイルと設定の復元
- Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。
- ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。.
- 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、Skype が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。
- ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。
最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。Skype やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner 、 Malwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください
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政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。