Surprise ウィルスを除去する
Surpriseウイルス削除方法
Surprise ウィルスとは?
Surprise ウィルスの危険度は?
毎日作られる新しいマルウェアのの数がうなぎ登りになる中で、Surprise ウィルスと呼ばれる脅威が現れてきました。このプログラムはオープンソースの EDA2 ランサムウェアのソースコードを基に作られています。このウィルスを調査した専門家は、この悪意のあるプログラムが PC に侵入する方法の 1 つに、TeamViewer アプリ経由で遠隔操作でインストールされるというものがあると主張しています。他のランサムウェア型のウィルスと同じように、被害者の PC に黙って侵入すると、Surprise ウィルスは複雑なアルゴリズムを用いて PC 内のファイルを暗号化します。この AES コードは、身代金と引き換えにウィルスの開発者から手に入れられる暗号解除のプライベート・キーによってのみ暗号解除できます。専門家は Surprise ウィルスをローエンドのランサムウェアであると考えていますが、そのメカニズムは Locky や TeslaCrypt、CTB-Locker また CryptoWall などの有名で巧みに開発されたランサムウェア・ウィスルに大変よく似ています。
Surprise ウィルスによって暗号化されたファイルには、通常の拡張子の代わりに .surprise という見慣れない拡張子が付いているため、すぐにわかります。このウィルスはさらに DECRYPTION_HOWTO.Notepad および Encrypted_Files.Notepad という 2 つのメモ帳ファイルを作成し、そこには PC に何が起きているのか、またその修復方法についての情報が書かれています。最初のドキュメントには復元に関する指示が書かれており、被害者は失われたファイルを取り戻すために、仮想通貨で 0,5 から 25 ビットコイン 、即ちおよそ US$206.63 – US$10331.25 を支払わねばならないと書かれています。身代金の額はファイルの重要度によって異なル場合があります。大変面白いことに、サイバー詐欺師たちはユーザーにファイルを 1 つ選んで暗号解除させ、自らの信頼性を証明してみせるのです。その他にはファイルのロックを解除する方法がないのですが、それは暗号解除に必要なキーがサイバー犯罪者の管理するリモート・サーバーにしかないためです。ドキュメントを復元しようとして何らかのトランザクションを起こすことはお勧めしません。なぜならファイルを盗まれただけでなく、お金までも盗まれることになるからです。そうなると、ファイルを安全に護る唯一の方法は、外部のドライブなどにシステム・バックアップを保管しておくことです。クラウド・サービスを使うのも安全なオプションとは言えません。なぜならランサムウェア・ウィルスはこれらのプラットフォームにもアクセスすることができるからです。あなたのファイルを安全に取り戻す方法はないため、それ以上損害を被る前に PC から Surprise ウィルスを除去した方が良いのです。それを実施するには、FortectIntego のような効果的なアンチ・ウィルス・ツールが必要です。
このウィルスが PC を乗っ取る方法は?
TeamViewer 経由でインストールされた場合とは別に、このランサムウェアは危険なピア・ツー・ピア (P2P) ネットワークや不正なソフトウェア更新プログラム、トロイまたは感染している Eメールの添付ファイルを介しても PC に侵入することができるのです。このウィルスの広まり方を知っていれば、新しいソフトをダウンロードしたり Eメールの添付ファイルを開く時により注意深く行うことができます。この戦略によりあなたの PC は感染やファイルの損失から護られ、Surprise ウィルスの複雑な除去プロセスに時間を取られずに済みます。また、自分の直感のみに頼るのではなく、インストールしようとしているそのプログラムが感染している可能性について自問すべきです。評判の良いアンチ・スパイウェアまたはアンチ・ウィルス・ソフトを使い、必ず最新版にしておいて、最適な保護が発揮できるようにしましょう。
最新情報: Surprise ランサムウェア・ウィルスが初めてリリースされてから数ヶ月が経ち、このウィルスはまだ気ままに広まっています。リモート・サポート・ソフトの TeamViewer との関係が指摘されていたため、専門家たちはこのリモート感染がどのように動作するかを見極めることに焦点を当てて来ました。479441239 および 479440875 という 2 つの TeamViewer ID が Surprise の攻撃に関連していると考えられました。そのニュースが明かされると、TeamViewer の代表者たちは、これらの ID を無効にし、今後ウィルスの拡散に使われないようにするというステートメントを発表しました。さらに、TeamViewer の公式サイトで、アカウントの誤使用またはアカウントへの侵入を避けるための 推薦事項のリスト をリリースしました。セキュリティの専門家たちはさらに、Surprise ウィルスは常に開発が続けられているとも指摘しています。そこで、このウィルスに対処することは、アンチ・ウィルスのソフトを開発する側にとっては大きな課題となっています。しかし、最新のアンチ・ウィルスならこのウィルスに PC を攻撃される前に、これを識別し、警告を発することができなければなりません。
Surprise ウィルスの除去に関するヒント:
既に述べたように、この詐欺的なウィルスが PC に侵入する前に、予防処置を施す方がよいのですが、不幸にも感染者の 1 人となられた場合は、直ちに Surprise ウィルスを PC から除去しなければなりません。選択肢は 2 つあります。手動によるウィルスの除去という選択はもちろんできますが、ランサムウェアはちょっとやそっとで簡単にアンインストールできる普通のプログラムとは異なります。その除去プロセスが難しいため、弊社では代わりに自動除去を選択し、信頼のおけるアンチ・ウィルス・スイートを使ってシステムをスキャンすることをお勧めします。それでも、このウィルスはアンチ・ウィルスが動作しないようにブロックしようとする場合があります。そのような場合は、ネットワーク接続を切断するか、弊社の専門家が作成した下記記載の Surprise ウィルスの除去ガイドをお読み下さい。
手動 Surpriseウイルス削除方法
ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。
ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する
手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。
Windows 7 / Vista / XP
- スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
- PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
- リストでセーフモードとネットワークを選択します。
Windows 10 / Windows 8
- スタートボタンをクリックして設定を選択します。
- スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
- ウィンドウの左側で回復を選択します。
- 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
- 今すぐ再起動をクリックします。
- トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプションに移動します。
- スタートアップ設定を選択します。
- 再起動を押します。
- ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。
ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする
Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:
- キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- 詳細をクリックします。
- バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
- 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
- プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
- 有害なフォルダのコンテンツを削除します。
ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- スタートアップタブに移動します。
- 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
ステップ 4. ウィルスファイルを削除する
PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:
- Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
- クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
- 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:
Temporary Internet Files
Downloads
Recycle Bin
Temporary files - システムファイルのクリーンアップを選択します。
- 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):
%AppData%
%LocalAppData%
%ProgramData%
%WinDir%
終了したら、PC を通常モードで再起動します。
System Restore を使用して Surprise を削除
-
手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
Windows 7 / Vista / XP- Start → Shutdown → Restart → OK をクリック.
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
- リストから Command Prompt を選択
Windows 10 / Windows 8- Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
- ここで、 Troubleshoot → Advanced options → Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。
-
手順 2: システムファイルと設定の復元
- Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。
- ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。.
- 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、Surprise が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。
- ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。
最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。Surprise やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner 、 Malwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください
あなたにおすすめ
政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。