TrustedInstaller削除方法
TrustedInstallerとは?
TrustedInstaller は合法的な Windows プロセスを置き換えるマルウェア
TrustedInstaller は内蔵の Windows ユーザーアカウントの名前に隠れているタイプのマルウェアです。PC を他の重大な感染に対して脆弱にし、スローダウンさせたり、インストール済みのソフトウェアをクラッシュさせたりしてオペレーションを邪魔します。このタイプのウィルスは検出を逃れることができるため、一部の被害者はかなり長期間 PC を感染させたままにすることになり、それにより大きなダメージを受けることになります。
サマリー | |
名前 | TrustedInstaller |
タイプ | マルウェア |
実行ファイル | TrustedInstaller.exe |
損害の可能性 | 中。初期に検出されないと特に危険 |
配布 | 感染したウェブサイトまたはハッキングされたウェブサイト、有害な添付ファイル、スパムメール、他 |
症状 | 高い CPU 使用率、OS の動作のスローダウン、クラッシュ |
駆除 | FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner などのセキュリティソフトをご使用ください |
本来、TrustedInstaller.exe はあらゆるバージョンの Windows で使われる内臓のユーザーアカウントです (Windows Vista 以降)。ユーザーはほとんどの場合その存在に気づくこともありません。しかし、マルウェアが上述のファイルを置換えた場合に問題が起きることがあります。とはいえ、OS で特定のファイルの編集、削除、インストールを行おうとすると、次のようなメッセージが表示されるかもしれません:
You Require Permission from TrustedInstaller
これは内蔵のユーザーアカウントがあなたの全ファイルのコントロールを握っているために表示されるもので (管理者権限を使用していても同じです)、あなたの指定を上書きされるのです。TrustedInstaller の主たる目標はユーザーが最新版の Windows アップデートやシステムファル、その他の重要なプログラムを使えないようにすることです。迷惑である一方で、PC の知識があまりない人にとっては便利な機能でもあります。なぜならユーザーがシステムファイルを破損しないように防いでくれるからです。
実行中のプロセスを識別する最も簡単な方法は、CPU の使用率を調べることです。TrustedInstaller が PC のリソースを大幅に使用している場合、それはシステムが危険に晒されていることを示しているかもしれません。その上、PC がやたらと緩慢になり、プログラムのロードに時間がかかりすぎたり、常にクラッシュするようになることに気づくでしょう。
さらに、この危険な TrustedInstaller マルウェアは以下を含む個人を特定できる情報を収集します:
- 氏名
- Eメールアドレス
- 自宅の住所
- 信用情報
一般に、経験の浅い PC ユーザーが偽のポップアップウィンドウでログインやパスワードの情報を送信した時にこのような事態が発生します。
そこで、弊社では金銭的な損失を被りたくなければ、TrustedInstaller を直ちに駆除されることをお勧めします。そのためには、以下のガイドをどうぞご利用ください。ただし、PC システムを破損しないように、必ず厳密にガイドに従っていただきますようお願いいたします。
更に、TrustedInstaller ウィルスはバックドア経由で他の危険なサイバー感染も中に入れてしまう可能性があります。PC を修復するためには、これらを駆除する必要があるでしょう。このプロシージャにはある程度の IT スキルが必要なため、一般のユーザーには難しい場合があるでしょう。
そこで、FortectIntego を使用して TrustedInstaller の除去をやってもらいましょう。これならマルウェアを簡単に検出して将来的にもシステムを保護してくれます。ただし、他のアンチマルウェアツールがこの PC ウィルスに対処できる十分な能力を持っているなら、もちろんそれをご利用いただいても結構です。
マルウェアは感染性のメッセージまたはハッカーにコントロールされたサイトを経由して拡散される
DieViren.de の専門家によると、様々な有害プログラムがマルウェアを含んだスパムメール経由で PC システムに入り込んでいるそうです。そのメールは有名な企業や政府機関からの請求書や受領書を偽装しています。そこで、多くの純粋な人々が騙されてウィルスを手動でインストールしてしまうのです。
スパムメールの添付ファイルを開くとそうなることがあります。大抵の場合、詳しくは添付ファイルをお読みください、というたぐいのものです。残念ながら、その添付ファイルはクリックされるとマルウェアをダウンロードしてしまいます。そこで、何か怪しいと思ったメールは絶対に開かないでください。
また、無意識のうちにハッカーがコントロールしているサイトから有害なプログラムをダウンロードしてしまうこともあります。通常、ユーザーはマルウェアの埋め込まれた広告 をクリックすることによりそのようなページにリダイレクトされます。見た目は合法的であるため、本物かどうかを見極めるのは難しいものです。そこで、これがマルウェアを感染させる最も一般的な方法の 1 つとなっているのです。
いかなる違法ダウンロードも行わず、広告コンテンツや怪しいメールも避けて、システムを守るようにしましょう。オンラインアクティビティをよく監視して専用のアンチウィルスツールを使えば、マルウェアがシステムに入り込むのを阻止することができます。
TrustedInstaller ウィルスを自動的に除去する
TrustedInstaller ウィルスの駆除は何の支援も使用せずに行わないよう忠告いたします。この有害なプログラムは危険で、PC を完全に破壊してしまう恐れがあるからです。そこで強力なアンチマルウェアソフトを使用して、代わりにこのウィルスを除去してもらいましょう。
FortectIntego、SpyHunter 5Combo Cleaner、または Malwarebytes をダウンロードして、システムの完全スキャンを実施してください。セキュリティプログラムがマルウェアとともに他の潜在的に危険な PC の脅威も検出し、除去してくれます。システムを保護するには、これが最も安全な選択肢であることに留意してください。
ただし、TrustedInstaller を除去するためには、再起動して Safe Mode に移動する必要があるでしょう。方法が分からない場合は、下記のガイドをどうぞお読みください。
手動 TrustedInstaller削除方法
ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
まず、マルウェアがセキュリティソフトのインストールを邪魔することがあるため、これを無効化する必要があります。そのためには、PC を再起動して Safe Mode with Networking にしてください:
重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。
ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する
手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。
Windows 7 / Vista / XP
- スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
- PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
- リストでセーフモードとネットワークを選択します。
Windows 10 / Windows 8
- スタートボタンをクリックして設定を選択します。
- スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
- ウィンドウの左側で回復を選択します。
- 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
- 今すぐ再起動をクリックします。
- トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプションに移動します。
- スタートアップ設定を選択します。
- 再起動を押します。
- ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。
ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする
Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:
- キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- 詳細をクリックします。
- バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
- 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
- プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
- 有害なフォルダのコンテンツを削除します。
ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- スタートアップタブに移動します。
- 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
ステップ 4. ウィルスファイルを削除する
PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:
- Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
- クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
- 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:
Temporary Internet Files
Downloads
Recycle Bin
Temporary files - システムファイルのクリーンアップを選択します。
- 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):
%AppData%
%LocalAppData%
%ProgramData%
%WinDir%
終了したら、PC を通常モードで再起動します。
System Restore を使用して TrustedInstaller を削除
それでもアンチウィルスツールを使用できない場合は、こちらの方法でシステムを起動し、Safe Mode にしてみてください:
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手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
Windows 7 / Vista / XP- Start → Shutdown → Restart → OK をクリック.
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
- リストから Command Prompt を選択
Windows 10 / Windows 8- Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
- ここで、 Troubleshoot → Advanced options → Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。
-
手順 2: システムファイルと設定の復元
- Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。
- ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。.
- 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、TrustedInstaller が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。
- ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。
最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。TrustedInstaller やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner 、 Malwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください
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政府のスパイ行為を許してはいけません
政府は利用者のデータの追跡あるいは市民へのスパイ行為に関しては多くの問題を抱えています。そこで、このことを考慮に入れて、怪しい情報収集の行いについて学びましょう。インターネット上では完全匿名にすることにより、迷惑な政府系の追跡行為を避けましょう。
オンラインにアクセスするために違うロケーションを選択し、特定のコンテンツ制限もなく、オンラインに接続して欲しいものにアクセスする時、別の場所を選択することができます。 Private Internet Access VPN を使用すると、ハッキングされるリスクがなく、簡単にインターネット接続をお楽しみいただけます。
政府の他の迷惑な当事者によりアクセス可能な情報をコントロールし、スパイ行為を受けずにオンラインサーフィンをお楽しみください。不法行為に関与しておらず、また自分のサービス、プラットフォームのセレクションを信頼していたとしても、自分自身の安全性を常に疑い、 VPN サービスを使用して予防的措置を講じておきましょう。
マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。