Win32:BogEnt削除方法
Win32:BogEntとは?
Win32:BogEnt は行動分析に基づく PC ウィルス検出名
Win32:BogEnt は、ホストシステム上に存在する特定ファイルの異常行動を表すヒューリスティック検出名です。この定義を使用しているのは Avast および AVG アンチマルウェアソフトウェアのみであり、テレビゲームや Steam、またプリインストールタイプのものに関連しているようです。関連フォルダに有害なファイルが見つかったと主張するポップアップが表示され、その結果それらのファイルが削除または隔離されたというクレームが多くのユーザーから寄せられています。しかし、これに疑問を抱くユーザーも多く、またそれはもっともだと思われます。というのも、場合によっては Win32:BogEnt の検出が実際に偽陽性である場合があるためです 。
とはいえ、WIN32 BogEnt [Susp] や、AV によりフラグが立てられた検出物については決して無視すべきではありません。行動分析では、システムに投下されている特定のファイルやプログラムについて、その特異な兆候や症状を検出しています。そこで、Win32:BogEnt がマルウェアの感染を示唆している可能性を排除するのも妥当とは言えません。
名前 | Win32:BogEnt |
タイプ | マルウェア |
感染手段 | マシンにマルウェアが感染する方法は様々で、海賊版または感染しているソフトウェアをダウンロードした、アンチマルウェアソフトウェアをインストールしていない、オペレーティングシステムやインストール済みのプログラムを適時更新していないかった、有害な添付ファイルを開いた、などが考えられます |
影響を受けるシステム | Windows 7、Windows 8/8.1、Windows 10 |
偽陽性なのか? | Win32:BogEnt はヒューリスティックな検出定義で、そのファイルが有害であるかどうかを結論付けるために分析される特定の行動という意味を持ちます。場合によって、行動分析によってファイルを正しく検出できず、合法的なデータに有害であるとフラグを立てることがあります。この場合、Steam のゲームのプレイ中にこの検出に遭遇したら、恐らくその検出は「偽」であると思われます |
その後の対応 | FortectIntego または SpyHunter 5Combo Cleaner など別のアンチマルウェアソフトウェアで PC をスキャンしてください。フラグの立てられたファイルが再び検出される場合は、削除すべきでしょう。一方、何もフラグが立てられなかった場合は、この問題を Avast/AVG に報告し、今後そのファイルがスキャンされない (例外リストに入れる) ようにしてください |
マシンが感染していないことを確認するためには、別のセキュリティソフトウェアで検出されたファイルをスキャンしましょう。その検出が偽陽性であることが確認できたら、例外リストに入れて関連のアンチウィルスエンジンが定義を更新するのを待ちましょう。最後に、別のアンチマルウェアツールでもこれが有害であるとフラグが立つ場合は、すぐに Win32:BogEnt を削除してください。
Win32:BogEnt ウィルスの検出は様々なゲームタイトルにも関連しており、Company of Heroes 2、H1Z1 King of the Kill、Chuzzle Deluxe、Path of Exile、その他多数が含まれ、他にも libcef.dll、libcef.exe、bgeometry.exe、galaxy.dll、LaunchPad.libs などのファイルにもフラグが立てられます。
そこで、ゲームの更新あるいはダウンロード後にこのような検出が表示された場合は、恐らく偽陽性といえるでしょう。なぜなら、Steam は安全なゲームプラットフォームで、ここを通じてマルウェアが配布されないように複数のチェックを行っているからです。さらに、あるゲーム開発者が確認したところ 、Avast および AVG では「ホットローディング」作業を行うためにゲームファイルが有害であるとフラグを立てられているとのことです。この作業はリスタートを伴わないゲームの更新に関連する機能です。
とはいえ、Win32:BogEnt がヒューリスティックであるというだけで、これが実際の脅威に結びつくことがないというわけでもありません。マルウェアというのはユーザーがそれとは気づかないうちにダウンロードされる場合もあるのです。サイバー犯罪者は以下のような手法を用いてマルウェアを配布します:
- エクスプロイト
- 偽の更新プログラム
- 保護されていない RDP 接続
- スパムメール
- ドライブバイダウンロード
- ソフトウェアクラック、他
そこで、何かリスクの高いアクティビティに関わっている場合、あるいは何らかの理由でセキュリティソフトウェアを無効化されている場合は、その Win32:BogEnt が実際にウィルスである可能性が高くなります。ただし、これがシステムに対して何を行うのかという話になるとなかなか説明が難しくなりますが、その理由はこの特定の名前がツールキットやトロイの木馬、データ窃盗プログラム、ランサムウェアなど様々なタイプのマルウェアに付けられる場合があるためです。
Win32:BogEnt の除去に進む前に、別のアンチマルウェアソフトウェアを使用してもう一度検出されたファイルをスキャンしてみるとよいでしょう。それには FortectIntego または SpyHunter 5Combo Cleaner の使用をお勧めしますが、もちろん他の評判の高いツールもご使用いただけます。
Win32:BogEnt はヒューリスティック検出名であり、偽陽性の場合もあり、特に Steam プラットフォーム上でゲームのプレイ中に遭遇することがあります
PC にマルウェアが侵入しないよう防ぐには、安全な閲覧習慣を実践しましょう
前述のとおり、マルウェアの開発者はできるだけ多くのユーザーに感染させるためにあらゆる配布手段を利用しています。技法的な面での優劣はあるものの、どれもが一定程度その機能を果たしており、ほとんどの場合、エンドユーザーこそが感染の引き金を引いているのです。そこで、確かに特定のオンライン脅威への暴露は意図的になされること (例えばリスクを知りつつソフトウェアクラックをダウンロードした場合) もあるものの、マルウェアというのはまさかこんな場所でと思うような部分で PC に感染することがあるのだと知っておかねばなりません。
zondervirus.nl のセキュリティの専門家は、PC のセキュリティやオンラインの安全性に関しては、安全なオンライン閲覧習慣とともに、包括的なセキュリティソリューションにより大きな違いが生まれると主張しています。そこで、マシンには必ずアンチマルウェアソフトウェアに最新版のセキュリティ更新プログラムを適時インストールし、ファイルのバックアップを取り、ソフトウェアクラックや海賊版のプログラムは決してダウンロードせず、ad-block をインストールし、怪しげな Eメールの添付ファイルやスパムメール内のハイパーリンクを決してクリックしないでください。さらに、あらゆるアカウントに必ず強力なパスワードを設定し、それを決して再使用しないことです。そのためにはパスワードマネージャを利用するのが最適です。
Win32:BogEnt が検出された場合の対処法
PC で Win32:BogEnt ウィルスにフラグが立てられているのが見つかった場合は、決して無視してはいけません。お気に入りの Steam のゲームができなくなるだけでなく、マルウェアが背後で有害なアクティビティを行うことになるからです。当然ながら、そんなことはお望みではないでしょう。そこで、直ちに行動を起こし、問題を無視しないようにしましょう。ただし、Win32:BogEnt を除去する前に、それが偽陽性でないことを確認しておく必要があります。
そのためには、別のセキュリティアプリケーションを利用してシステムの完全スキャンを行ってください。それには FortectIntego、SpyHunter 5Combo Cleaner、その他のアンチマルウェアソフトウェアが使用できます。それでもフラグが立つ場合は、できるだけ速やかに Win32:BogEnt の駆除に進みましょう。マルウェアが PC やオンラインの安全性に多大なダメージを与える恐れがあるためです。
二次スキャンで一切検出されなかった場合は、そのファイルが再びスキャンされないように例外リストに入れて除外しておきましょう。以下にそれぞれのセキュリティアプリケーションをへの対応を示します:
Avast での例外登録:
- メニュー に移動して 設定 を選択します
- 左側の 一般 タブを選択し、例外 をクリックします
- 例外の追加 ボタンをクリックします
- 当該ファイルの ファイルパス を入力するか 参照 を選択して当該のファイルを指定します
- ファイルを見つけたら OK をクリックします
AVG での例外登録:
- 右上のメニューをクリックして 設定 をクリックします
- 次に、一般 > 例外 の順に移動します
- 例外の追加 を選択します
- ファイルパス を入力するか 参照 オプション経由で見つけたら OK をクリックします
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