削除 TeslaCrypt 2.0 (ウイルスリムーバルインストラクション)
TeslaCrypt 2.0削除方法
TeslaCrypt 2.0とは?
ランサムウェアとはどういう意味か?
ランサムウェアとは、通常添付ファイルを含む感染したEメールを介して被害者の PC に侵入するウィルスのことです。ユーザーがそのような添付ファイルを開くと、被害者の PC でウィルスが実行され、音声、映像、画像およびテキスト・ファイルを含む個人のファイルに影響を及ぼします。ランサムウェア・ウィルスはこれらのファイルを暗号化し、ファイルを復元するための身代金を要求します。残念ながら、身代金を支払っても、ユーザーが個人ファイルを復元できるようになる保証があるとは限りません。
TeslaCrypt が別バージョンをリリース
TeslaCrypt は悪意のあるコンピュータ・ウィルスとして知られ、恐ろしいランサムウェアに分類されており、このウィルスの別バージョンである TeslaCrypt 2.0 を開発しました(前のバージョンの説明はこちらの記事で – TeslaCrypt ウィルス)。新バージョンが旧バージョンと異なるのは、今度の TeslaCrypt ウィルスが暗号化されたデータの拡張子を .VVV に変えることです。一度ファイルが暗号化されると、TeslaCrypt は失われたデータを回復する方法の説明を載せた .html ファイルを挿入します。このテキストは CryptoWall ウィルスの警告メッセージから複製したものです。このウィルスは身代金を支払うよう要求しますが、だいたいがビットコインによる支払いシステム経由で、最大 500$ にもなります。
TeslaCrypt 2.0 は AES-256-CBC アルゴリズムを用いてファイルを暗号化します。このウィルスは ECHD アルゴリズムを用いて、感染した PC ごとに別々のマスター・キーを生成します。残念ながら、セキュリティ・ベンダーたちは身代金を払わずに暗号化されたファイルを回復するのはとても難しくてできないと行っています。しかし、身代金を支払っても、ファイルが復元できる「保証はありません」。つまり、あなたの個人データを盗むようなこういったサイバー犯罪者を信頼してはいけない、ということです。TeslaCrypt 2.0 の警告メッセージを目にして、もはや個人ファイルを開けない場合は、直ちにあなたのファイルの暗号化を止めるために、TeslaCrypt 2.0 マルウェアを取り除く必要があります。それには、FortectIntego マルウェア除去プログラムをご利用ください。
TeslaCrypt 2.0 はどうやって PC に感染するの?
ランサムウェア・ウィルスは大抵の場合、悪意のあるEメール・メッセージ経由で、トロイの木馬方式で広がることが知られています。さらに、この新しいバージョンの TeslaCrypt はゲーマーをターゲットにしていることでも知られていますので、数多くのコンピュータ・ゲームにバンドルされて広まることも知られています。この悪意のあるウィルスはあなたの個人ファイルを永久に破壊するため、このプログラムには特に十分な注意が必要です。以下は、TeslaCrypt 2.0 の感染を避けるためのちょっとしたヒントです:
- 疑わしいウェブサイトを閲覧しない。そのようなウェブサイトには通常迷惑な公告コンテンツや様々なポップアップがぎっしり詰まっています。
- 信用できないウェブ・ドメインから怪しいソフトウェアをダウンロードしない。そういったダウンロードに悪意のある、あるいは感染力のあるプログラムやウィルスまでもが入っている可能性大です。
- 見知らぬ送信者からのEメールや添付ファイルを開けない。そのような添付ファイルにマルウェアが入っている場合があります。
- ソフトウェアのインストールには注意する。各インストール・ステップに注意を払い、利用規約や個人情報保護方針の文書を読むこと、そして安全なインストール・モードを選びましょう。安全なインストール・モードとは、カスタムおよび拡張モードのことです。これらのオプションにより追加プログラムに関するある程度のヒントが列挙されていますので、不明なプログラムのインストールを勧めるリストが出てきたら、それらのインストールへの同意を外してください。
あなたの PC が TeslaCrypt 2.0 マルウェアに既に感染している場合、そして今も暗号化が行われている場合は、次のウェブサイトに移動して、 TeslaCrypt 2.0 の除去方法とファイルの暗号解除の方法に関するお勧め事項をお読みください。
このランサムウェアの除去方法は?
この悪意のあるウィルスを手動で削除することはできますが、TeslaCrypt 2.0 ウィルスの除去は自動的に行うことをお勧めします。これはプロがプログラミングした、たいへん危険なウィルスですので、スパイウェアを取り除くほど簡単にはこれを取り除くことはできません。弊社ではアンチ・マルウェア・ソフトウェアの SpyHunter をお試しいただいて、自動的に除去することをお勧めしています。ファイルの暗号を解くには、こちらのプログラムをお試しください: Photorec、R-Studio または Kaspersky ウィルス対策ユーティリティ。次の説明を使って手動でこのウィルスを除去することもできます:
手動 TeslaCrypt 2.0削除方法
ランサムウェア: セーフモードにおける手動によるランサムウェアの駆除
重要です! →
一般的な PC ユーザーの方には手動による駆除ガイドはやや難しく感じられるかもしれません。正しく実行するためには IT に関する詳しい知識が求められ (重要なシステムファイルが削除され、あるいは破損した場合、Windows 全体の感染に繋がる恐れがあります)、さらに完了までに何時間もかかる場合があります。そこで、上述の自動的なメソッドの使用を強くお勧めします。
ステップ 1。「セーフモードとネットワーク」に移動する
手動によるマルウェアの駆除はセーフモード環境で行うのが最適です。
Windows 7 / Vista / XP
- スタート > シャットダウン > 再起動 > OK の順にクリックします。
- PC がアクティブになったら「詳細ブートオプション」ウィンドウが表示されるまで F8 ボタンを複数回押します (機能しない場合は F2、F12、Del などを押してみてください – マザーボードのモデルにより異なります) 。
- リストでセーフモードとネットワークを選択します。
Windows 10 / Windows 8
- スタートボタンをクリックして設定を選択します。
- スクロールダウンして更新とセキュリティを選択します。
- ウィンドウの左側で回復を選択します。
- 今度はスクロールダウンしてPCの起動をカスタマイズするを見つけます。
- 今すぐ再起動をクリックします。
- トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプションに移動します。
- スタートアップ設定を選択します。
- 再起動を押します。
- ここで 5 を押すか、5) セーフモードとネットワークを有効にするをクリックします。
ステップ 2. 怪しいプロセスをシャットダウンする
Windows タスクマネージャーはバックグラウンドで稼働しているプロセスをすべて表示できる便利なツールです。マルウェアがプロセスを実行している場合は、それをシャットダウンしなければなりません:
- キーボードの Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- 詳細をクリックします。
- バックグラウンドプロセスセクションまでスクロールダウンし、怪しいものを探します。
- 右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。
- プロセスに戻り、右クリックしてタスクの終了を選択します。
- 有害なフォルダのコンテンツを削除します。
ステップ 3. プログラムスタートアップをチェックする
- キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して Windows タスクマネージャーを開きます。
- スタートアップタブに移動します。
- 怪しいプログラムの上で右クリックして無効化を選択します。
ステップ 4. ウィルスファイルを削除する
PC の中で、あちらこちらにマルウェア関連のファイルが見つかることがあります。以下はその見つけ方のヒントです:
- Windows の検索ボックスにディスククリーンアップと入力して Enter を押します。
- クリーンアップするドライブを選択します (既定により C: がメインのドライブで、有害なファイルはここにありそうです)。
- 削除するファイルリストをスクロールして以下を選択します:
Temporary Internet Files
Downloads
Recycle Bin
Temporary files - システムファイルのクリーンアップを選択します。
- 他にも以下のフォルダ内に隠れている有害なファイルを探してみてください (Windows 検索ボックスで以下のエントリを入力して Enter を押します):
%AppData%
%LocalAppData%
%ProgramData%
%WinDir%
終了したら、PC を通常モードで再起動します。
System Restore を使用して TeslaCrypt 2.0 を削除
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手順 1: Safe Mode with Command Prompt へコンピュータを再起動
Windows 7 / Vista / XP- Start → Shutdown → Restart → OK をクリック.
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Advanced Boot Options ウィンドウが表示されるまで、 F8 を何度か押下します。
- リストから Command Prompt を選択
Windows 10 / Windows 8- Windows ログイン画面で Power ボタンを押下します。 その後、キーボードの Shift を押し続け、 Restart をクリックします。.
- ここで、 Troubleshoot → Advanced options → Startup Settings を選択し、最後に Restart を押下します。
- コンピュータがアクティブ状態になったら、 Startup Settings ウィンドウの Enable Safe Mode with Command Prompt を選択します。
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手順 2: システムファイルと設定の復元
- Command Prompt ウィンドウが表示されたら、 cd restore を入力し Enter をクリックします。
- ここで rstrui.exe を入力し、もう一度 Enter を押下します。.
- 新しいウィンドウが表示されたら、 Next をクリックし、TeslaCrypt 2.0 が侵入する前の復元ポイントを選択します。選択後、 Next をクリックします。
- ここで Yes をクリックし、システムの復元を開始します。
最後に、クリプト・ランサムウェアから身を守るよう、常に気をつけてください。TeslaCrypt 2.0 やその他のランサムウェアからコンピュータを守るためには、 FortectIntego や SpyHunter 5Combo Cleaner 、 Malwarebytes などの評価が高いアンチスパイウェアを使用してください
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マルウェアの攻撃に遭った場合に備えて、バックアップファイルを作りましょう
コンピュータを使用していると、サイバー感染や自分のうっかりミスによりいろいろなものを失くして困ることがあります。マルウェアによって生じるソフトウェアの問題や暗号化による直接的なデータの損失から端末の問題や恒久的なダメージに繋がる恐れがあります。そんな時に適切な 最新のバックアップ があれば、そのような場面に遭遇しても簡単に元通りに回復して仕事に戻れます。
端末に何か変更を加えたらバックアップを取っておけば、マルウェアが何かを変更したり端末の問題が原因でデータの破壊やパフォーマンスの低下が発生した時点に戻すことができるため、バックアップの作成は不可欠です。元に戻せる機能を利用して、日常の、あるいは毎週ごとの習慣としてバックアップを取るようにしましょう。
なにか重要なドキュメントやプロジェクトの前のバージョンを取ってあれば、ストレスや障害も防げます。マルウェアが突如として現れた場合に大変便利です。システム復元には Data Recovery Pro をぜひご利用ください。